資材置き場を盗難から守る!防犯カメラを設置すべき資材置き場のポイント
鉄板や鋼材、銅線、アルミなどさまざまな工事で利用される資材の盗難は、資材置き場の管理者にとって大きなリスクです。
一見金銭的価値が分かりにくい資材ですが、海外では高値で取り引きされることもあり、資材置き場での盗難は全国的に後を絶ちません。資材を扱っている事業者にとっては、非常に悩ましい問題でしょう。そのため、資材置き場にもしっかりとした防犯対策を施すことが必要となります。
今回は、盗難に遭いやすい資材置き場の特徴や防犯カメラを設置すべきポイントなどを紹介します。
狙われやすい資材置き場の特徴
資材置き場は住宅やその他の施設に比べて広大な敷地であることが多いため、侵入しても人目がつきにくく、窃盗犯に狙われやすい傾向があります。特に狙われやすい資材置き場には、次のような特徴があります。
郊外にある資材置き場
住宅地から離れた郊外にある資材置き場は狙われやすい傾向にあります。夜になり暗くなると、作業員や関係者もいなくなり、周囲の人通りもほとんどなくなるような場所の資材置き場は、誰かに見つかる心配が少ないため、窃盗犯にとっては安心して盗みに入れる場所となります。
交通の便がよい資材置き場
資材置き場にある資材はトラックで工事現場や別の場所に運ばれることが多く、資材置き場は周囲に主要な高速道路や国道などがある交通の便のよい場所に作られる場合があります。
交通の便がよい場所にある資材置き場は、窃盗犯にとっても、逃げ道の確保や盗んだ資材を運搬しやすい環境でもあり、窃盗のターゲットとなることが多いのです。
出入口に施錠がされていない資材置き場
資材置き場にわざわざ侵入する人はいないと考え、出入口の施錠を怠っていたり、簡単に切断できるチェーンや南京錠などで施錠していたりするだけの資材置き場も、窃盗犯にとっては侵入しやすい場所です。
防犯用の頑丈なチェーンや鍵を使って、厳重に施錠をしておく必要があります。
資材が野ざらしで保管されている資材置き場
資材が敷地内に野ざらしで保管されているような資材置き場は大変危険です。金目のものを金庫に入れないで、テーブルの上に放置しているようなものですので、窃盗犯にしてみれば盗んでくれといっているのと同義です。
資材を保管する際には、ブルーシートで覆ったり、施錠ができる保管庫の中にきちんとしまったりして資材を守りましょう。
資材置き場の防犯対策
資材置き場の防犯対策にも、防犯カメラの設置が大変有効です。
資材置き場は広大なスペースであることが多いので、死角になる場所がなくなるように防犯カメラを設置するとよいでしょう。また、資材の中でも特に狙われやすいものを保管している場合は、その資材の周囲にも防犯カメラを設置しておくと効果的です。
ほかにも、敷地内に重機やトラックをとめている場所があれば、その近くにも防犯カメラを設置しましょう。工事の作業車も解体して売ることができるので、盗難に遭う可能性はあります。
設置する防犯カメラは、夜間でも撮影ができて、高解像度のものがよいでしょう。加えて、音声を出すことができたり、人に反応して明かりが付いたりする機能があれば、窃盗犯を威嚇することができ、より防犯に効果的です。
防犯カメラとあわせて、赤外線センサーや警報ベルなどを利用した外周警備体制を整えておくと、窃盗犯に狙われにくい資材置き場の環境を作ることができます。
おわりに
資材置き場は窃盗犯にとっては宝の山でもあります。現金や貴金属類などと同じように、資材は貴重な品であるという意識を持って、しっかりと防犯対策をしておかなければなりません。
また、普段から窃盗犯に狙われにくい資材置き場にしておくことも大切です。資産でもある資材の管理方法を、今一度見直してみましょう。