防犯カメラ映像を映すモニターについてご紹介します!
こんにちは。先日、こんなお問合せがございました。「防犯カメラの録画映像を見るのは自宅のテレビでも大丈夫ですか?」というお問合せでした。こちらの方は一戸建てにお住まいでしたし、テレビにHDMI端子が接続できるようですので、おそらく問題ないでしょう。そこで今回は、防犯カメラ映像を映すモニターについてご紹介します。
防犯カメラ、録画機、モニターの接続方法
一般的な防犯カメラは録画機能が内蔵されていません。(SD一体型など録画機能内蔵のものもあります)そこで、防犯カメラの映像を録画するレコーダー、その映像を映し出すモニターが必要となります。それぞれは電源をとる電源ケーブルと、映像を送信する同軸ケーブルと言われるケーブルで接続します。電源ケーブルと同軸ケーブルの2ケーブル接続しなくてはならないタイプと、電源は別でとれるので同軸ケーブルのみで接続するタイプがあります。2ケーブルタイプはコストが抑えられる、配線スペースが狭い場合配線しずらいなどのメリットデメリットがあります。一方、1ケーブルタイプには配線が容易、コストが高いなどのメリットデメリットがあります。ちなみにネットワークカメラの場合、有線でも無線の場合でもLANケーブルやPoEハブという接続のハブを使用し接続することになります。
一般家庭にあるテレビをモニターとして使用することは可能?
結論から言えば可能です。現在、家庭用防犯カメラで最も一般的であるのは200万画素のフルハイビジョンカメラです。かなり鮮明に撮影することができます。その映像をモニターに映しだす場合は、カメラ本体に接続されている電源ケーブルと映像出力ケーブルをモニターに接続すれば良いです。では、録画機に録画した映像を家庭用テレビに映すにはどうしたらいいでしょうか。現在流通しているテレビはHDMI端子が接続されているものがほとんどです。録画機にもHDMI端子がついていますので、HDMIケーブルを接続することにより家庭用のテレビに防犯カメラの映像を映すことが可能となります。この際、テレビにはいくつか入力できるチャンネルがありますので、日頃使用しないチャンネルのHDMIと接続し見たい時にだけチャンネルを変更するという方法がおすすめです。ただし、HDMI端子は長距離の伝送を苦手としている為、注意が必要となります。マンションなど大型の住宅では、ネットワークカメラを設置しPoEハブで接続することが一般的です。
モニターの大きさや種類について
弊社で販売されているモニターはほとんどが21.5型液晶モニターです。設置する防犯カメラは1台とは限らず、複数台設置しそれを1台のモニターで監視することになりますのであまり小さいと見ずらくなってしまいます。4分割、8分割、16分割などカメラ台数に合わせて表示ができます。ネットワークカメラなどの場合、CPUが重くなってしまうので16台まとめて1つのモニターに映せないことがあります。この場合、8分割を2画面にわけるか、4分割を4画面にわけることで解決します。また、一部のネットワークカメラなどですでに販売されていますが4Kのカメラの映像をモニターに映し出すにはやはりモニターも4K対応していることが必須となります。ただし、4Kの映像を処理するには、録画機となるレコーダー内のハードディスクの容量がフルハイビジョンの約4倍以上かかってしまうなど家庭用としてはまだあまり現実的ではありません。ネットワークカメラなどは、割り当てられたIPアドレスを入力することで携帯やパソコンをモニターとして外出先から防犯カメラの映像を見ることができます。
おわりに
今回は、防犯カメラ映像を映し出すモニターについてご紹介致しました。状況によりますが、テレビやパソコン、スマートフォンなどもモニターとして代用できます。一戸建てのお宅などは、防犯カメラとレコーダー、モニターの距離が近い為特殊な接続などは必要ありませんが、大型の住宅やビルなどでは距離が長いとケーブルが届かないこともあるので注意が必要です。業者に依頼する場合は心配ありませんが、個人でご購入される場合は、防犯カメラやレコーダーとの互換性をよく確認してから購入されるようにしてくださいね。