配線に困らず設置に便利な録画装置一体型防犯カメラをご紹介します!
防犯カメラを設置する際に、その建物の構造や場所の問題で難しい配線になってしまう場合があります。最近は様々なシステムや部品が開発されているので、どうにかして配線ができたとしても、工事費が高くなってしまったりします。そんな時に便利なのが、録画装置一体型の防犯カメラです。そこで今回は、録画装置一体型防犯カメラについてご紹介します。
一般的な防犯カメラの設置
一般的な防犯カメラは、カメラ、録画機、モニターそれぞれの設置が必要になります。カメラで撮影した映像を録画する録画機、そしてその映像を確認する為に映し出すモニターです。それぞれをケーブルなどで配線して接続します。その為、それぞれの設置場所の確保をしてそれぞれを配線しなければなりません。長距離の配線が難しい機種や場所がございますので、その場合はネットワークカメラとPoEハブを使用して接続するなどの工夫が必要となります。状況によっては、配線が大変難しい工事になり、工事費用が高額になってしまうといった場合もあります。
録画装置一体型の防犯カメラとは?
録画装置一体型の防犯カメラとは、名前の通り録画装置がカメラと一体型になっている防犯カメラのことです。主にSDカードが内臓されていて、そのSDカードに映像が記録されます。ですから、カメラと録画機とモニターを接続する必要がありません。録画した映像を確認したい時には、SDカードを取り出して、お手持ちのパソコンなどで見ることができます。
メリットデメリット
録画装置一体型の防犯カメラのメリットは、配線の工事や場所の確保が簡単なことです。一般的な防犯カメラのように、カメラと録画機とモニターの設置場所を確保してそれぞれを配線で接続する必要がありません。その為、非常にローコスト、小スペースを実現できます。例えば、町内会にカメラを複数台設置する場合、従来のカメラシステムでは、まず電源、録画機やモニターなど集中監視装置の設置場所を確保します。そしてその場所と設置したカメラ複数台の配線が必要になります。状況によっては、とても複雑な配線工事になる為、調査期間や工事期間が長期化する可能性もありますし、費用も高額になってしまう場合もあります。それから、移設や増設をするのが難しい場合があります。しかしながら、録画装置一体型の防犯カメラは集中監視装置の設置が必要なく、複数台の設置でも配線の必要がありません。その為に工事が簡単で済みますし、増設や移設も簡単です。デメリットとしては、録画機であるSDカードは記録できるデータ量が限られていますので、大きなデータ量は処理できません。それから、選べるバリエーションが少ないというのもデメリットの一つです。防犯カメラには、様々な特性を持った機種がたくさんあります。欲しい特性を持った防犯カメラを組み合わせたり、場所によって違う種類の防犯カメラを設置した方が良い場合などは、従来の防犯カメラと、録画機、モニターをそれぞれ配線し設置した方がバリエーションが増えます。
おわりに
今回は、録画装置一体型の防犯カメラについてご紹介させていただきました。どのような機種にもそれぞれメリットやデメリットはありますよね。防犯カメラを設置したいとお考えの場合、設置する場所の環境に合った特性を持つ防犯カメラを選ぶことが大切です。現在、たくさんの防犯カメラが販売されています。高画質、屋外向け、屋内向け、ネットワークカメラ、遠隔操作が可能なPTZカメラ、顔認識技術が搭載されたカメラや人感センサーがついているカメラなどもございます。設置目的と、設置場所の環境に合った防犯カメラがわからない場合は、経験豊富な専門家にご相談されることをおすすめ致します。