車載カメラについてご紹介します!
車載カメラというと真っ先に思い浮かぶのは車に設置するドライブレコーダーではないでしょうか?いたずら防止などの防犯の為や、事故が起きた際の証拠として、ドライブレコーダーを設置する方が増えていますよね。では、車載カメラとはドライブレコーダー以外にも種類があるのでしょうか。そこで今回は、車載カメラについてご紹介致します。
車載カメラとは
車載カメラとは、その名前の通り車に搭載するカメラのことです。ドライブレコーダーのように車に設置するカメラや、最近では導入されることが増えてきた電車の車内に設置する車載カメラ、バスに設置する車載カメラなどたくさんの利用用途があります。ドライブレコーダーと車載カメラは何か違うの?と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。簡単に説明すると、ドライブレコーダーは比較的簡易型のカメラで、ネットワークに接続することができなかったり、安価でシンプルな仕組みのものが多いです。一方車載カメラは、電車やバスなどに設置されることなどを想定されていて、様々な機能とリンクすることができたり、電源も必要であったり、ネットワークに接続することもできたりドライブレコーダーよりは大掛かりなシステムといったイメージでしょうか。ドライブレコーダーは個人向け、車載カメラは業務用とイメージしていただければわかりやすいですね。
山手線、埼京線、新幹線への導入
JR東日本では、2018年5月19日から山手線に防犯カメラを搭載した車両を実走しました。防犯カメラの設置場所はドアの上部。片側に2台ずつの計4台を1両ごとに取り付けています。17年5月から順次投入している新型車両「E235系」が対象で、2020年春までに550両(50編成分)に備え付けるとのことです。埼京線はすでに2010年より導入しています。それから、JR東海では、東海道新幹線の車両への防犯カメラ増設がJR東海の所有する約9割の新幹線で客室内の常時録画が可能になると発表しています。カメラを増設しなかった車両の引退に伴い、2020年度には東海道新幹線の全客室に防犯カメラが完備されることになるようです。車内で非常ボタンが押されると、運転席や車掌室で映像が確認できる仕組みになっているとのことで、密室の車内での事件や事故などへの迅速な対応や防犯に役立つと期待されています。
バスでの利用方法
バスに設置されている車載カメラですが、安全確認や防犯の為だけでなくバス特有のあることにも活用されています。バスは一般の道路を走るので、道路混雑状況によって遅延が発生してしまいます。一般のバスの他に、長距離を走る高速バスなども同じくです。そこで、バスに設置されている車載カメラが活用されています。車載カメラにはネットワークが接続できるものがあります。その接続されたネットワークとGPSでバスの正確な位置が常に集中管理センターで把握できます。そして車載カメラの映像から道路の混雑状況もリアルタイムでわかるので、遅延の案内や対応などが可能になっています。それによって、私たちは携帯でバスの現在地や到着時間などを知ることができます。それから、センターでの集中管理も可能となっています。
おわりに
今回は、車載カメラについてご紹介させていただきました。電車やバスなどでも、痴漢行為や喧嘩など迷惑行為が多く発生していたり、先日も新幹線で痛ましい事件がおきてしまいましたよね。そのような迷惑行為や事件、事故、テロなどに対する対策が早急に求められています。電車やバスでの車載カメラの設置が急増していますから、防犯カメラの効果に期待したいです。