屋外用の防犯カメラについてご紹介します!
前回、屋内用の防犯カメラについてご紹介させていただきました。今回は、屋外用の防犯カメラについてご紹介します。
屋外用の防犯カメラ
屋外用の防犯カメラは、防犯効果を高める為に威圧感のあるタイプの防犯カメラを設置する場合が多いです。それから、雨や雪、風など天候や気温の変化に対応できなければなりませんので、防水防塵効果のある防犯カメラを設置します。屋外用に設置する防犯カメラは、環境の変化に対応できるかどうかというところがポイントになります。
環境の変化に対応する様々な機能
屋外に設置する防犯カメラには、環境の変化に対応する様々な機能があります。例えば、防塵防水機能。屋外に設置する場合、風や雨、台風などにさらされる可能性がありますよね。ですので、屋外に設置する防犯カメラには防塵防水機能が必須となります。防塵、防水機能については、「IPコード」と言われる規格で表します。IPの後に続く数字がその等級を表していて、一つ目の数字が防塵機能を、二つ目の数字が防水機能の等級を表しています。防塵機能については、0から6まであり、6が防塵機能が最も高いです。防水機能については、0から8まであり、7は「一時的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8はさらに「継続的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8が最も防水機能が高くなります。水中に入れる可能性を考慮しない場合、一般的には「IP66」以上が屋外での設置に問題ないとされています。さらに、屋外に設置する場合、場所にもよりますが一般的に昼間は明るく夜間は暗くなりますよね。そのような変化に対応できるのがデイナイト機能と言われる機能です。昼間はカラーで撮影をし、夜になって暗くなると自動的にカメラをモノクロ撮影に切り替え感度を良くして夜でも撮影可能にする機能のことです。カメラが周囲の明るさを判別し自動的に切り替わります。日中などの明るい環境では服装などの特徴が判別しやすいカラー画像で撮影され、夜間などの暗い環境では感度が良く低ノイズで撮影する事ができるモノクロ画像で撮影する事ができます。
設置場所の確保
屋外の場合、天井や屋根などが無い場合がありますよね。では、どこに防犯カメラを設置するのでしょうか。例えば、商店街やスクールゾーンに町内会で防犯カメラを設置することになった場合、電柱や街路灯に設置することが多いです。広い範囲を撮影したい場合、ある程度の高さに設置することが望ましいです。電柱や街路灯などに設置できれば、高さも確保できますし、手が届いていたずらなどをされてしまう心配もありません。ただし、電柱は電力会社や自治体、街路灯に設置する場合も、自治体の許可が必要となりますので無断で設置してはいけません。電柱や街路灯が無い場所に設置する場合、ポールを立てて設置することができます。ポールも耐久性が必要となりますので、専門業者が特殊な工事をしてポールを設置し、そこに防犯カメラを設置することになります。
おわりに
今回は、屋外用の防犯カメラについてご紹介させていただきました。屋外という環境の変化がある場所へ防犯カメラを設置するには、それに対応できる様々な機能が必要です。いろいろな環境の変化を想定していなければなりませんので、屋外に防犯カメラを設置したいとお考えの方は専門業者に相談されることをオススメ致します。最近では、プライバシーに配慮した防犯カメラなども販売されていますので設置場所の環境や目的に合った最適な防犯カメラを選ぶことが安全で効果的な防犯へと繋がりますね。自治体から補助金が助成される場合もありますので、お住まいの自治体のホームページをご覧ください。