屋外用の家庭用防犯カメラの選び方と設置の際の注意点
防犯カメラと言っても様々な機種と特性があるのをご存じですか?目的や設置する環境に合った防犯カメラを設置することが効果的な防犯に繋がります。では、ご家庭の屋外に設置する防犯カメラはどのようなものを選べばいいのでしょうか。そこで今回は、屋外に設置する家庭用防犯カメラの選び方と設置の際の注意点についてご紹介します。
屋外用防犯カメラに必要な条件
ご自宅の屋外に防犯カメラを設置する場合、設置場所となるのは、玄関先、勝手口、ガレージ、駐車場、駐輪場などですよね。それぞれの設置場所によって多少環境が違いますが、すべてに共通しているのは屋外なので天候の変化や時間帯によって環境が変化するということではないでしょうか。例えば、雨の日には雨に濡れる可能性がありますよね。風が強い日や台風などの場合、塵やゴミが飛んでくる場合がありますよね。それから、昼間は明るいですが夜になると真っ暗になる場合があります。そして、鳥などが乗ったりする可能性もありますので、衝撃にも耐えられる必要があります。そんな環境の変化にも対応できるカメラを選ぶ事が必要です。
暗所での撮影:赤外線カメラと高感度カメラの違い
屋外では、夜になるとほとんど光が入らない場所も多いので暗い中での撮影が可能である必要があります。暗所での撮影といえば赤外線カメラを思い浮かべる方が多いかと思いますが、高感度カメラでも暗所での撮影は可能です。赤外線カメラは真っ暗な中でも撮影可能です。よって、真っ暗なガレージの中や、真っ暗な駐車場などは赤外線カメラが向いています。一方、高感度カメラとは、暗くてもある程度の光があれば撮影が可能なカメラです。外灯のある玄関先や駐輪場、などは高感度カメラでも充分撮影が可能です。また、センサーライトなどと併用して高感度カメラを設置することも多いです。最近では、ほんの少しの光があればカラーで鮮明な映像を撮影することが可能な超高感度カメラというのも販売されています。
家庭で防犯カメラを設置する際の注意点
では実際に屋外に防犯カメラを設置する際、注意することはどのようなことでしょうか。カメラを設置する際の配線や接続部分も屋外にさらされていますのでその部分も防水加工をすることが必要です。特に防犯カメラの設置にはほとんどの場合電気工事を伴いますので、防水加工をしていないと非常に危険です。それから、撮影範囲にも気をつけなければいけません。防犯カメラで撮影する映像には個人を特定できる情報が含まれますので、個人情報保護の観点から注意が必要です。具体的には、ご近所など他人の住宅の内部が映らないよう角度や設置場所に注意すること。それから、本来の防犯の目的であれば撮影は違法にはなりませんが、周囲に防犯目的で撮影していることを周知する必要があります。よって、防犯カメラ設置中のステッカーを貼るなどの配慮が必要です。
おわりに
今回は屋外に設置する家庭用防犯カメラの選び方と設置の際の注意点についてご紹介致しました。防水・防塵・衝撃耐性があること、暗所でも撮影可能であるということ、が必要でしたね。設置する際にも注意点がありました。防犯の為の防犯カメラの設置でご近所とトラブルになってしまっては意味がありませんよね。プライバシーへの配慮も必要です。家庭用の防犯カメラは安価にネットなどでも簡単に手に入れられますが、その特性や設置する環境にきちんと合った防犯カメラを選び効果的に設置することが、結果的に経費削減にもつながります。沢山のメーカーや機種がございますので、お客様の目的や環境に合った機種を選ぶにはやはり専門家にご相談されることをオススメ致します。