クラウドって何?クラウド対応防犯カメラのメリット
クラウドという言葉を聞いたことはありませんか?インターネットの普及と共にビッグデータ時代に突入し情報が重要な資産になっています。セキュリティ業界も例外ではありません。そこで今回は、クラウド対応防犯カメラについてご紹介します。
クラウドとは?
クラウド(クラウド・コンピューティング)とは、インターネットのようなネットワーク経由でユーザー(利用者)にサービスを提供することです。直訳すると雲を意味します。雲の形であらわしている事が多かった為か、雲の中に隠れているような意識しない場所で提供されるサービスを利用するイメージからか由来は諸説あります。クラウドサービスにはいくつか種類があります。まず、SaaS(サース)はネットワークを経由してソフトウェアを提供するサービスのことです。YahooメールやGoogleマップなどがこれにあたり、インストールやパッケージ購入をしなくても利用できるサービスです。それから、PaaS(パース)は、アプリケーションを構築して稼働させる開発環境(プラットフォーム)を、ネットワーク経由で提供するサービスのことです。こちらは誰でも利用できるサービスというよりは、エンジニアなどのシステム開発者にとって必要なサービスになります。HaaS(ハース)またはIaaS(イアースまたはアイアス)は、サーバーや記憶装置などのインフラ機能をネットワーク経由で提供するサービスのことです。
クラウド対応防犯カメラとは
一般的に防犯カメラは、撮影した映像を録画機で録画します。録画機であるレコーダーにはハードディスクが組み込まれていて、そのハードディスクの容量と設定によって、録画できる期間が違ってきます。ハードディスクの容量と設定によっては、短い期間でいっぱいになってしまって上書きされ、確認したい期間が見れないということが起きてしまうこともあります。クラウド対応カメラは、撮影したデータを即時クラウドに転送・保存しますので、過去のデータも全て確認することができます。また、映像を録画する録画機(レコーダー)の設置が不要になりますので、機械の故障や容量の心配が不要です。
クラウド対応防犯カメラのメリットとは
クラウド対応の防犯カメラのメリットは、録画機の設置が不要になるので、ハードディスクの容量の心配や機器の故障についての心配をしなくて済むことです。サーバーとしての機能をクラウドで利用しますので、即時データを保存できますしいつでもデータを取り出すことができます。それから、自分のPCや録画機のようなハードウェアにデータを保存している場合、メンテナンスが不可欠ですが、クラウドサービスは運営元が管理およびメンテナンスをしているため、ユーザー側でのメンテナンスは不要です。それから、他の様々なソフトウェアとの連携が可能になるので、データの解析や多くの機能との連携のように幅広いソリューションを利用することも可能になります。
おわりに
今回は、クラウド対応防犯カメラについてご紹介させていただきました。ネットワークを活用することで本来の防犯カメラの機能にプラスして幅広い利用方法ができるようになります。防犯の為の利用だけでなく、企業マーケティングや災害対策、見守りカメラとして、活用が期待されます。AIを搭載したAI家電が話題になっていますが、防犯カメラも同じようにAIを搭載した防犯カメラが話題になっています。さらに今後、主流になっていくと予想されています。ネットワークを利用している場合、ハッキングによる不正流出などのリスクがありますがリスクを理解した上で、マナーを守って、便利な機能を利用するようにしましょうね。