防犯カメラって簡単に壊されてしまうもの?壊されてしまったらどうすればいいの?
こんにちは。先日、お客様からこんなお問合せがございました。「防犯カメラを設置して壊されてしまったらどうすればいいですか?」とのご質問でした。防犯カメラを設置するには、ある程度の費用がかかります。防犯対策として費用をかけて防犯カメラを設置したのにも関わらず、壊されてしまったら意味がありませんし、防犯カメラが作動していないということでより危険な状況にもなりかねないですよね。そこで今回は、そもそも防犯カメラって簡単に壊されてしまうものなのかご紹介致します。
強度について
防犯カメラは精密機器です。当然、機械ですから故障したり不具合が起きたりすることはあります。しかし、ある程度の環境の変化や、故意に壊されてしまう危険性は想定した上で製造されています。屋外へ設置する防犯カメラには、雨や風や雪などにさらされる可能性を想定し防水効果や、防塵効果があります。 防塵、防水性能については、「IPコード」と言われる規格で表します。 防塵性能については、0から6まであり、6が防塵性能が最も高いです。防水性能については、0から8まであり、7は「一時的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8はさらに「継続的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8が最も防水性能が高くなります。水中に入れる可能性を考慮しない場合、一般的には「IP66」以上が屋外での設置に問題ないとされています。 また、防犯カメラには耐衝撃性能があります。耐衝撃性能については、「IK」という規格で表します。これは、IEC62262で規定されている電気機器筐体の耐衝撃性能を表す保護等級になります。IKの後ろに続く数値が大きくなるほど、大きな衝撃に耐える事が出来、落下試験やハンマーによる打撃で衝撃に対する強さを測定しています。0から10まで等級がわかれていて、10は「40cmの高さから落下してくる5Kgの衝撃に耐える」とされています。
メンテナンスについて
防犯カメラは精密機器ですので、不具合や故障がおきてしまう場合もあります。ただし、24時間毎日稼働させても一般的に5年くらいは問題なく使用できますが、1年に一度くらいはメンテナンスをすることをオススメします。埃が付着したり、雨風にさらされたりしていると、耐性があっても少しずつ消耗してしまいますし、不具合がおきやすくなってしまいます。夏には炎天下で気温の高い中、さらに機材熱が発生するとかなりの高温になります。埃などがたくさん付着しているととても危険です。定期的にメンテナンスをしていると、不具合や故障もおきにくく、良い状態が長持ちしますよ。
保証について
機械ですから、気を付けていても不具合や故障が発生してしまうことはあります。その場合、原因によって、ケーブルを交換すれば解決する場合、解決が難しく新しいものと交換になる場合など解決策は様々です。その為に、防犯カメラには家電などと同じように保証期間というものがあります。購入したまたは設置工事した業者によって、保証期間は違ってきます。業者を選ぶ際には、その保証期間や保証の内容を確認してから選ぶと良いですね。
おわりに
今回は、防犯カメラの強度やメンテナンス、保証についてご紹介させていただきました。 「防犯カメラを設置して壊されてしまったらどうすればいいですか?」 というお客様のお問合せの回答ですが、防犯カメラは耐衝撃や防水、防塵効果がありますので、簡単に壊れるものではありません。人の手が届く場所に設置する場合は、壊すのが難しいドーム型カメラを選ぶと良いでしょう。それでももしも壊れたり壊されてしまったりした場合は、保証期間内であるかを確認して業者に交換や修理を依頼するか、相談をしてみましょう。