近隣トラブルには防犯カメラが有効?!
サザエさんのように、昔は町内の人たちみんなが知り合いで、顔を見ただけでどこの家の人かわかるような町ぐるみの交流がありましたよね。ところが最近では、お隣にどんな人が住んでいるのかも名前も顔も知らない、興味ない、という人も増えてきたようです。近隣トラブルの末、殺人事件が起こってしまったケースや、嫌がらせに耐えられず引っ越さなけらばならなかったケース、ドラマなどの題材にされることも多いように昔から近隣トラブルはありました。特に最近では、周りの人を知らないということが多いので、例えば、近所に泥棒が入ろうとしていてもそれがその家の住人なのかそうでないのかわからないということがあったり、自宅の敷地に不法侵入されても近所の人が通り道として通っただけなのか、不審者なのかわからないということも起きてしまいます。そこで今回は、近隣トラブルの対策と防犯カメラについてご紹介します。
近隣トラブルは4割もの人が経験している!
日本法規情報による法律問題意識調査レポート「近隣トラブル意識調査」によると、「近隣トラブルに遭ったことはない」と回答した人が57%、「近隣トラブルに遭ったことがある」と回答した人が43%にのぼり、実に半数近くの人が近隣トラブルを経験していることがわかったそうです。半数近い人が近隣トラブルを経験しているというのは、それがかなり身近な問題であるということを浮き彫りにしています。「近隣トラブルの内容」についてアンケート調査の結果、「騒音」と回答した人が最も多く、31%だったそうです。次いで「ペットの排泄物や鳴き声」と回答した人が15%、「違法駐車」と回答した人が13%、「ゴミの不法投棄」と回答した人が10%、「境界線の問題」と回答した人が9%、「理由が分からないが難癖をつける人がいる」と回答した人が8%、「タバコの煙・ポイ捨て」と回答した人が7%、「車体への傷」と回答した人が7%という結果となりました。(リンクはこちら)
防犯カメラの設置がトラブル回避に有効?
正直、私が想像していたよりも多くの人が近隣トラブルを経験しているという事実に驚きましたが、皆さんはいかがでしょうか。では、その近隣トラブルを回避するためにはどうしたらいいでしょうか。事件に発展してしまう場合もあるので、不躾に注意するのも怖いですよね。そんな時はやはり防犯カメラの設置が有効となります。近隣トラブルの中には、騒音やペットの排泄物などの原因を作っている人が明確な場合とそうでない場合があります。不快なことがあり、ご近所中の人達みんなに疑心暗鬼になってしまいそれが事件となってしまった例もあります。防犯カメラを設置していれば、証拠を押さえることが可能ですし、トラブルが発生する前に、防犯意識の高い家として認識されます。すると、すぐに証拠を押さえられてしまうという意識が働きますので、トラブルになるような不法侵入や悪意のある騒音なども未然に防ぐことが可能です。
防犯カメラの設置は法律上問題ないの?
自宅に防犯カメラを設置する場合、防犯対策として防犯カメラを設置し撮影することが明らかなので、法律上は問題ありません。ただし、近隣の家の玄関や部屋がその撮影範囲に入ってしまう場合は、個人情報保護の観点からプライバシーの侵害になってしまうことがあります。そのような場合は、プライバシーマスクという機能で撮影したくない範囲を黒くつぶすことが可能ですし、設置の際に撮影範囲をきちんと確認した上で設置しましょう。
おわりに
今回は、近隣トラブルと防犯カメラについてご紹介させていただきました。生活する上で、仕方のない生活音などはありますが、同じ場所に生活している以上はお互い様というところもありますよね。お互いが常識の範囲内で相手を思いやり生活すればトラブルが回避できる場合もあります。生活の安全を守る為に必要な防犯について、一人一人が考えてみることも安全安心な暮らしに繋がるのではないでしょうか。