一般の家庭にも防犯カメラは必要?
日常のニュースで、防犯カメラの映像がきっかけとなり犯人が逮捕されたり事件が解決するといったことが急増しています。多く知られるようになってきました。しかしながら、防犯カメラを設置している場所というのは、商店街や商店、店舗、駅、ビル、駐車場、コンビニ、銀行などのような商業施設や公共の場所が多いイメージがあるようです。一般のご家庭にも防犯カメラが必要なのでしょうか。そこで今回は、一般のご家庭にも防犯カメラが必要なのかどうかご紹介致します。
一般の家庭にも潜む犯罪の危険性
マンションなどの共同住宅にお住まいの方は、エントランスや駐輪場、駐車場に防犯カメラが設置されているというところも多いでしょう。しかし、戸建てのお宅に最初から防犯カメラが設置されているというのはあまり聞いたことがないですよね。昔は、防犯カメラを一般のご家庭に設置するというのは一般的ではありませんでした。政治家や有名人などの著名人が防犯を強化しなくてはならず設置するというくらいでした。しかしながら、近年では犯罪が多様化しています。政治家や有名人でなくても、犯罪に巻き込まれる危険性が多く潜んでいます。ストーカー犯罪や、ご近所同士のトラブル、空き巣や窃盗のような犯罪、詐欺、強盗、誘拐。昔のようにご近所同士が顔見知りで、不審者がいたらすぐわかるということも少なくなり、隣にどのような人が住んでいるかもわからないという状況も多くあります。そして、インターネットの普及により多くの情報が売買されるようになり、SNSにより個人情報が簡単に流出してしまったり、それがきっかけで犯罪に巻き込まれるなどということも発生しています。マンションのような共同住宅にお住まいの場合でも、ゴミ捨て場に住人以外の人がゴミを不法投棄していることが問題になったり、騒音や不審者などのトラブルは発生したりしています。犯罪の多様化により、一般のご家庭でも犯罪に巻き込まれる危険性は常に潜んでいます。
防犯カメラを設置するメリット
このように多種多様な犯罪に巻き込まれる危険性がある現代ですが、防犯カメラを設置するメリットはどのようなところにあるでしょうか。まず、防犯カメラを設置していると犯罪の抑止効果になります。計画的な犯罪は、そのほとんどが下見をすると言われています。下見の段階で、防犯カメラが設置してあると防犯意識の高い家だと思われます。セキュリティのしっかりしている場所で犯罪を犯そうとは思いませんよね。そして、計画的ではない事件や事故などの犯罪にも、防犯カメラの映像が事件解決の証拠となる場合が多いので、再犯の防止として効果的でもあります。そして、ご近所同士のトラブルなどにも効果的です。何よりも、防犯カメラを設置することで安心して生活できるというメリットは大きいですね。
防犯カメラを設置する費用について
防犯カメラを設置する為には、防犯カメラの本体、映像を録画する録画機(レコーダー)、それから映像を確認する為のモニター、電源アダプター、工事費用、が必要になってきます。特にこだわりがなければ防犯カメラは5000円台から販売されています。問題なく使用できる防犯カメラということであれば20000円以上のものを選ぶようにしたほうが良いです。画素数が高い機種や、ネットワークカメラ、高感度カメラ、赤外線カメラなど機種やメーカーによっても金額は変わってきます。録画するレコーダーやモニター、センサーライトなど周辺機器の費用は様々です。ただし、レコーダーやモニター、それらを設定する費用、工事費用は基本的なプランに含まれていることも多いので業者に確認しましょう。それから、防犯カメラを導入した場合、防犯カメラを稼働させておく為の消費電力は、一般的な家電製品と大差がなくカメラ自体の電気代が月々約50円、レコーダーが月々約320円と、24時間ずっと稼働させていることを前提としても年間約4,400円で収まります。
おわりに
今回は、一般のご家庭にも防犯カメラが必要なのかどうかご紹介させていただきました。犯罪の多様化により、絶対に安全ということが少なくなってきているような気がします。鍵をきちんと閉める、防犯カメラを設置する、自分の身は自分で守るという日々の意識が安全に繋がるのではないでしょうか。一度、ご家庭の防犯を見直してみてはいかがですか。