安心して新生活をお送りいただく為の防犯対策
2月ももう終わりですね。3月になると卒業、4月には入学、就職、新生活が始まるという方も多いのではないでしょうか。日本では、年度の終わりである3月と年度の始まりである4月が何かと区切りの時期とされています。そこで今回は、新生活を始めるにあたって安心して新生活をお送りいただく為の防犯対策をご紹介致します。
住む場所を選ぶ前の防犯チェック
新生活を始める為に、引っ越しをする新しい家を探している方が多い時期ですね。住む部屋を選ぶ前に、住む地域を選びますが、学校から近い?通勤先から近い?どのような理由で選んでいるでしょうか。住む地域を選ぶときのご参考に、防犯チェックをしてみてください。各自治体によって様々ですが、防犯は自治体の重要な責務の一つとして様々な取り組みがされています。候補の地域の自治体のホームページをご覧いただくと防犯に対する取り組みが掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。地域のボランティアの方々が見周りをしていたり、外灯や防犯カメラを設置していたりされているかもしれません。最寄りの駅から、住もうと思う場所までの道に、外灯や人の少ない場所はありませんか?通る可能性のある時間帯に一度歩いてみると良いですね。不安を覚えるような場所がある場合は、近くの交番をチェックしておいたり、他に安全な道はないか確認をしておくなど、対策を考えてみましょう。夜間の公園、外灯の少ない道では特に注意が必要です。
マンションの防犯
マンションの防犯対策について優良かどうかが確認できる認定制度があります。防犯対策が優良なマンション基準について定めた認定制度です。「公益社団法人日本防犯設備協会」、「公益財団法人全国防犯協会連合会」、及び「財団法人ベターリビング」の3公益法人において、警察庁及び国土交通省の指導のもとに「防犯優良認定事業支援要綱」が策定されています。この要綱に基づき「防犯優良マンション標準認定規程」及び「防犯優良マンション標準認定基準」がまとめられています。各都道府県ではこれを標準認定基準として「防犯優良マンション認定制度」という制度を展開しています。例えば、外部からの侵入者を防げるようになっているかどうか、また侵入者を把握できるかどうかというところが一つのポイントです。防犯カメラが必要な箇所に設置されているか、人の顔や行動を明確に確認することができる程度に共用部分の明るさが確保されているか、外部からの侵入者が侵入しにくい構造になっているか、など細かく認定基準が設定されています。不動産屋の物件情報に「防犯優良マンション」と記載されているはずですので、マンション選びのご参考にされてはいかがでしょうか。
日常からできる防犯対策
大掛かりな防犯対策ばかりではありません。日常からできる防犯対策はたくさんあります。人通りの少なくなる時間に一人で歩かない、イヤホンをしたまま道を歩かず周りの音が聞こえるようにする、近所の交番の場所を把握しておく、防犯ブザーを持っておく、家族でお住まいのようなご近所の方々とコミュニケーションをとっておく、不審に感じる人とは2人だけでエレベーターに乗らない、知らない人とエレベーターに乗るときには、人が見える位置に乗るようにする、暗い場所を通らない、夜間の公園や広場には行かない。このように自分でできる防犯対策はたくさんありますので、心がけてみてください。
おわりに
今回は、新生活を始めるにあたって安心して新生活をお送りいただく為の防犯対策をご紹介させていただきました。ちょっとした心がけ次第で、安心して安全に暮らすことができますから、どうかご参考になされてみてください。新生活を始める皆様、おめでとうございます!!