冬の防犯について
本格的に寒くなってきましたね。ヒートテックがものすごく売れているんだそうです。私も持っていますが、今の時期はヒートテックなしで外出するのには少し勇気がいるくらいです。毎年、東北や北海道では大雪で交通や生活に支障が出たり、被害の出てしまうところもありますね。日本はこのようにはっきりと四季がありますから、冬の時期には冬の防犯が必要です。そこで今回は、冬の防犯についてご紹介します。
冬の犯罪や事故
季節によって犯罪の傾向が違うことがわかっています。年末年始や冬休みのある冬には、増加する犯罪や事故の傾向があります。まず冬になると気温が下がり、路面が凍結したり、積雪があったりします。その積雪や路面凍結による事故が増加します。それから、年末年始には忘年会や新年会などでお酒を飲む機会が増えますね。酩酊状態での喧嘩やトラブルも増加します。お酒を飲んで酔っ払った状態で電車やバス、駅のホームなどで眠っている人を狙ったスリや置き引きも急増します。スリや置き引きは初詣などのように混雑した場所でも多く発生します。それからお酒を飲んで酔っ払っている人を狙ったひったくりや、冬には日照時間が短くなり暗い時間が多くなることから帰り道に尾行されたりひったくりにあったりなどという事件も多く発生します。年末・年始に帰省や旅行などで、長期間家を空けることが多くなる時期でもありますので、その時期を狙った空き巣や強盗も増加します。犯罪ではないですが、冬は乾燥しますので火災の発生率が非常に高くなります。年末、特に年度末にはオレオレ詐欺のような特殊詐欺が増える時期でもあります。近年では、還付金を装った詐欺なども多く発生しています。
冬の防犯
このように冬に増加する犯罪や事故の傾向があります。犯罪や事故を未然に防ぐ為には次のようなことに注意しましょう。冬は日照時間が短くなります。日の入りの時間が早く、16時半頃~17時半頃には暗くなります。特にお子様がいらっしゃるご家庭では、塾や学校、クラブ活動や習い事で暗くなってから帰宅するという場合には必ず保護者の方が送り迎えしたりするように注意しましょう。小さいお子様の一人歩きは、非常に危険です。誘拐などの犯罪に巻き込まれたり、暗くなると視界が悪くなり人の気配に気づきにくくなります。車を運転する運転手、自転車の人などからも見えにくくなりますので、事件事故の両面から注意が必要です。防犯ブザーを持たせたり、今ではGPSでお子様の居場所がわかるようにしているご家庭も多いのですが、一人歩きは危険ですので保護者の方が十分に注意し、何時までには必ず帰宅する、暗くなる時間だから、迎えに行くなどコミュニケーションを多くとって対策するようにしましょう。そして、年末年始や冬休みの旅行や帰省などで長期間家を不在にする場合は、戸締りをしっかりして確認する、ガスの元栓を閉める、電化製品のコンセントを抜いておくなど、空き巣や窃盗の被害と不在時の火災に注意しましょう。
冬の防犯カメラシステムのメンテナンスについて
冬の防犯カメラシステムのメンテナンスについてご紹介します。季節問わず犯罪の多様化から防犯対策が必須であるので防犯カメラシステムを設置するご家庭が増えています。特に屋外に設置している防犯カメラには、防水機能防塵機能があるものが多いですので、雪や雨などが降っても基本的には大丈夫です。しかし、防犯カメラは精密機器ですから経年劣化もありますしあまりにも衝撃を加えると故障してしまうこともあります。もし、雪が防犯カメラに多く積もった場合は雪をどける、また雪によって角度が変わってしまった場合には危ないのでご自身でできない場合は無理をなさらずに設置した業者にご連絡をなさってください。
おわりに
今回は、冬の防犯についてご紹介させていただきました。防犯意識を持つことで未然に防げる犯罪がありますので、一人一人の意識が大切ですね。