防犯カメラを活用した様々なサービス
防犯カメラには多くの機能が搭載されるようになり、ネットワークの普及からさらに多くのソリューションとの連携が可能になりました。人工知能を搭載した防犯カメラも多数登場しています。そこで今回は、防犯カメラを活用した防犯の域を超えた様々なサービスについてご紹介致します。
生体認証の必要性
スマートフォンの本人認証は指紋が主流になってきましたよね。会社のタイムカードなどを指紋で認証したりする会社も増えてきました。現代の生活では、本人確認が必要になる場面が多くあります。パソコンやスマートフォンのIDやパスワード、銀行のWEBサイトのIDやパスワード、試験会場、会社の出退勤、インターネットを利用したサイトにログインするにはほとんどの場合IDとパスワードが必要です。このような本人確認の場面で非常に便利なのが生体認証です。指紋認証や顔認証は一般的になってきました。防犯カメラの機能としても顔認証技術を搭載した防犯カメラが世界中で急増し活用されています。
顔認証カメラで特別なサービス
顔認証カメラが普及され、防犯の為はもちろんのこと様々な活用がされています。例えば、セミナーやイベントを多く開催している会社ではエントランスに顔認証カメラを設置しています。事前にVIPの顧客を登録。VIPの顧客がエントランスに到着するとアラートがきます。担当者がお出迎えをしスムーズに応対できるサービスで顧客に特別サービスができるので非常に好評とのことです。マンションでは、住民の顔を登録しエントランスに設置された顔認証カメラが住民と認証すると鍵を出して解錠しなくても自動でドアが開きます。買い物帰りで荷物で手がふさがっていたり、ベビーカーや車いすなどの方もスムーズに入場することができますし、登録がない外部の人と区別することができますので、セキュリティの強化にもなります。住民向けの特別サービスとして導入するマンションが増加しています。それから、大きな工場では従業員が一斉に出勤、退勤するとタイムカードの打刻に人が並んで時間がかかってしまい、就業時間を過ぎてしまったり、人に頼んで本人以外の人がタイムカードを打刻してしまうという不正が発覚したりと、勤怠管理に困っていました。そこで、顔認証カメラを導入。従業員はタイムカードを打刻しなくても、顔認証カメラで認証され勤怠管理までできてしまうので出退勤がスムーズになり、不正もできなくなったので、会社の管理者は管理が非常に良くできるようになったとの事例もあります。
ピープルカウンター
人数をカウントしてくれる防犯カメラもあります。ピープルカウンターという機能です。遊園地のような施設、通勤時間帯で、人の人数を数えている方をご覧になったことはありませんか?あれは市場調査をしています。どの時間帯が通勤客が多いのかを調べることによって電車のダイヤ改正や分散通勤を呼び掛けたり、混雑緩和の対策をとるために必要な市場調査です。遊園地のような施設では、来場者が多い季節、時間帯、曜日、天気などを調査することによってマーケティングに活用します。スーパーやコンビニ、飲食店などでも、来店者数は貴重なマーケティングの情報になります。ピープルカウンター機能のあるカメラを設置することによって、非常に多くのマーケティング情報を得ることができます。
おわりに
今回は、防犯カメラを活用した様々なサービスについてご紹介させていただきました。ネットワークの普及により、防犯カメラもネットワークとの連携、様々なソリューションとの連携が可能になり、このように多くの場面でいろいろな活用方法がされるようになっています。面白い活用事例がありましたら、またご紹介させていただきますね!