防犯カメラの映像が映らないときは?故障やトラブルを防ぐメンテナンス方法
防犯カメラは、私たちの平和な日常を守ってくれる重要な機器です。しかし、日ごろのメンテナンスが行き届いていない場合、映像が映らなかったり、撮影した映像が不鮮明だったりする可能性があります。そこで今回は、防犯カメラの映像が映らないときの対処方法と、防犯カメラの故障やトラブルを防ぐためのメンテナンス方法をご紹介します。
防犯カメラの映像が映らないときは?
防犯カメラの映像がまったく映らない場合、最初にケーブルがきちんと差し込まれているかどうかを確認してください。一方、ケーブルがきちんと差し込まれているにもかかわらず、モニターに映像が表示されないときは、防犯カメラのケーブルを録画機ではなくモニターに直接接続し、様子を見ます。
モニターに映像が表示されるときは録画機の電源が入っているか、カメラと録画機が正しく接続されているか、表示されないときはディスプレイのチャンネル設定が適切であるかを確認してください。
故障やトラブルを防ぐメンテナンス方法
防犯カメラの映像が映らないときは寿命の可能性もありますが、定期的なメンテナンスで防ぐことができる故障やトラブルもあります。
【1】レンズのメンテナンス
静電気の影響で レンズには汚れが付着しやすいという特徴があります。防犯カメラの録画映像の映りが悪かったり、映像がぼやけたりしているときは、レンズをきれいにしましょう。レンズを傷付けないように注意しながら、細かい繊維の布を使用して汚れを拭き取ります。指紋も残らないように拭いてください。レンズの清掃後に試し撮りをして、映像がきれいに映るかどうかを確認しましょう。
【2】配線ケーブルのメンテナンス
カメラの配線も定期的なメンテナンスが大切です。配線ケーブルが損傷した状態では、撮影した映像を録画機に正確に送れないため、配線ケーブルの傷みが激しいときは早めに交換します。また、普段からから拭きするなど、配線ケーブルをきれいにしておきましょう。特に屋外に設置してあるカメラの場合、配線ケーブルがほこりをかぶっていることが少なくありません。ほこりが原因のトラブルを防ぐためにも、定期的に拭き掃除をすることが大切です。
【3】カメラ本体のメンテナンス
カメラ本体も、乾いた布などでしっかりと拭いてください。静電気が発生する本体部分にはほこりが集まりやすいため、定期的に拭き掃除をすると良いでしょう。ただし、市販の洗剤を使用する必要はありません。
カメラ本体のメンテナンスをする際、分解しないようにしてください。カメラ内部をきれいにしようとして分解してしまうと、故障の原因となることがあります。防犯カメラを分解した場合はメーカーの保証対象外となるため、個人で防犯カメラをメンテナンスする場合は、簡単なクリーニングにとどめておきましょう。
空き巣などの犯罪者はカメラの存在に敏感になっています。もし、ほこりがかぶっているなど汚い状態のカメラがあったら、防犯意識が低いと思われ、カメラを設置しているのにもかかわらず、侵入されてしまうかもしれません。そのような事態を避けるためにも、カメラは普段からきれいに保ち、犯罪者に隙を見せないようにしましょう。
おわりに
防犯カメラを日常的にきれいに保つことにより、故障を防ぐだけでなくカメラを長持ちさせたり、防犯意識の高さを示したりできます。高所に設置された防犯カメラのメンテナンスは専門業者でなければできませんが、個人ができるメンテナンスもあります。防犯カメラやケーブルが清掃可能な場所にあるなら、2~3カ月に1回はカメラや録画機表面の汚れを取りましょう。ただし、カメラが故障してしまったときは、無理に自分で対応しようとせず、購入したメーカーに問い合わせをしてください。防犯カメラを効果的に運用できるよう、定期的なメンテナンスを怠らないようにすることが大切です。