窃盗にご注意ください!
健康ブームにより、ロードバイクのような自転車に乗って出勤したり、サイクリングを楽しむ方が増えてきました。ブランドの自転車が人気で、専門店が数多くオープンしたり、カスタマイズしてオリジナルの自転車にする方、バイクや車も、ホームページなどでオリジナルのカスタマイズイメージを簡単に作ることができたりします。車や自転車、バイクなどは、愛着を持って所有する方ばかりですよね。そこで今回は、車や自転車、バイクの窃盗と対策についてご紹介します。
窃盗の発生統計
警視庁の調査によると、平成29年の窃盗の状況は侵入手口では、総数5237件、空き巣2074件(39.6%)と一番多く、出店荒し1086件(20.7%)、忍込み438件(8.4%)、事務所荒し407件(7.8%)と続きます。そして、非侵入手口では、総数82176件、自転車盗40273件(49.0%)とほぼ半数が自転車の窃盗となっており最も多く、万引き13784件(16.8%)、車上ねらい3845件(4.7%)、部品ねらい2256件(2.7%)、仮睡者ねらい1765件(2.1%)、オートバイ盗1730件(2.1%)と続きます。非侵入手口では、その多くが自転車、車、バイク(オートバイ)に関係する犯罪となっています。
自転車泥棒
私も自転車の窃盗にあったことがあります。サドルとかごをカスタマイズしてとても気に入っていた自転車ですが、駅の駐輪場に停めてチェーン式の鍵を閉めていたのにも関わらず、買い物を終えて駐輪場に戻ると無くなっていました。防犯登録もしていましたし、警察にも届けましたが、見つかりませんでした。近年では、自転車専門の窃盗団が存在するとのことです。以前は、自転車泥棒は、特に計画性も無くそこにあったから自分で利用する為に盗むことが多かったようですが、現在では、自転車泥棒の多くは転売目的で計画性を持って盗むと言われています。流行りのブランドの自転車などは、パーツだけでも高く売買されます。自転車と言えど、10万円~50万円程度の価格で販売される高級自転車は非常に人気があります。事前に狙いを定めて、自転車の置かれている場所に防犯カメラなどの防犯システムがないか確認をし、持ち主が確実にあらわれない時間帯を調査し、確実に盗めるよう計画をたてます。駐輪場では、防犯カメラが設置されている駐輪場が増えていますが、広い駐輪場などでは、防犯カメラに死角がある場合もあります。スーパーや店舗の駐輪場では、防犯カメラを設置していない場所も多く、買い物して短い時間で戻るからと鍵をかけずに自転車を離れてしまうことも多いです。その隙を狙ってあっという間に盗まれてしまいます。
窃盗への対策
自転車は、鍵を閉めていてもプロの窃盗団などには意味がありません。人が一人で持ち上げられる重さなので、鍵を閉めていても鍵ごとトラックにつまれてしまうということも多くあります。ですから、柵や柱のような何か他のものと繋いで鍵をしておくことが対策になります。そして、ご自宅の屋外に自転車を置いておく場合は、なるべく人が簡単に入れない場所に置いておく、防犯カメラやセンサーライトで防犯対策をしているということをアピールしておく、などの対策が有効です。車上荒しも3番目に多い犯罪です。車に接触したり鍵を無理やり開けようとすると警報がなるセキュリティのついている車も多いですね。そのようなセキュリティがついていない場合、必ず鍵を閉める、車に貴重品やバッグを置きっぱなしにしないなどの注意が大切です。
おわりに
今回は、車や自転車、バイクの窃盗と対策についてご紹介させていただきました。侵入手口の犯罪で最も多い空き巣ですが、一般のご家庭への防犯カメラの普及により年々減少傾向にあります。これは確実に防犯対策が功を奏しているということです。愛着のある自転車やバイク、車などを窃盗の被害に遭わない為に、防犯対策をしっかりとしましょう。