危険!!ハッキングされていませんか? その①
ご家庭に簡単に導入できる防犯カメラとして、ネットワークカメラが注目されています。最近は、テレビCMなどでもご覧になることがあるかと思いますが、ネットワークカメラをご自宅に設置すると、ご自宅の中にいるペットの様子やご家族の様子を外出先から見ることができるので、非常に便利なツールですよね。また、ネット環境が整っていれば設置しやすいという利便性もあるので、家庭用として導入される方が増えています。そんな手軽で利便性の高いネットワークカメラですが、便利な裏に潜むリスクについては、あまり知られていないこともあるようです。そこで今回は、ネットワークカメラのハッキングの危険についてご紹介します。
ネットワークカメラとは
ネットワークカメラとはIPカメラとも言われます。その名称の通り、カメラ本体にIPアドレスを持ち、ネットワークを繋げることができるカメラのことです。家庭用や大型のマンションや大型施設に設置されることが多いです。ネットワーク環境が整っていればどこでも設置できるので、例えばご自宅のお部屋に置くだけで外出先からお部屋のペットの様子がご覧になれます。子供部屋に設置すれば、家事をしながら子供部屋のお子様の様子をご覧になることができるので安心ですよね。設置が容易なことから、ネットなどでご自身で購入し、ご自宅に設置される方々が増えています。
ネットワークカメラのリスク
業者に依頼し、専門家の立ち合いと説明の元で設置される場合は、ほとんどの場合業者が機器の設定を説明しますし、リスクなどについても説明がありますので大丈夫ですが、利用者ご自身がネットなどで購入され導入する場合、リスクについての知識がないまま設置されてしまうことがあります。そのリスクとは、「ネットワークを使用したカメラ」というところがポイントになります。パソコンなどでもそうですが、企業のホームページや、ネットショップ、ブログなどをご覧になる時に、URLというネットワーク上の各住所が割り振られていますよね。そのURLを入力すると、そのページを見ることができます。それと同じように、ネットワークカメラには、IPアドレスというそのネットワークカメラの住所が割り振られています。よって、そのIPアドレスを知ることができれば、そのネットワークカメラの映像が誰にでも閲覧可能という状況になってしまいます。ご自宅の中の様子や、企業内の様子などを撮影した映像が、知らない誰かに見られているとしたら、ものすごく危険ですよね。個人情報や、企業の情報などが流出してしまい、とても危険です。
ハッキングとは
ネットワークカメラやパソコンなどにネットワークを介して無関係の第3者が侵入することをハッキングと言います。なぜそのようなことができてしまうのでしょうか。例えば、ネットワークカメラの場合、その割り振られたIPアドレスにメーカーによって規則性があったとしましょう。そのメーカーのネットワークカメラのIPアドレスが一つでもわかれば、規則性を探し他のカメラのIPアドレスを知ることができてしまいます。我々素人にはIPアドレスの規則性を見つけることは困難でも、ネットワークのハッキングをする人々は、そのようなことは簡単にできてしまいます。映画やドラマなどに「ハッカー」と呼ばれる人々が登場することがありますよね。その「ハッカー」とは、このようなネットワークにハッキングし企業情報や個人情報を盗み出し、その情報を売買したりする人のことをそう呼びます。現在では、情報操作という言葉があるように、「情報」が売買される時代です。「情報」によって企業価値が大きく変わってしまったり、個人情報の流出が重大犯罪のきっかけとなってしまったりすることがあります。その為、「情報」が流出してしまうことは非常に危険です。
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