情報漏えいは監視カメラで防止する！オフィスのセキュリティを守る活用法

近年、企業による機密情報漏えいの問題が取りざたされています。情報技術の進化によって膨大な個人情報の収集が可能になった現代では、便利さの反面、企業にとってそれらを管理するためのセキュリティの強化は重要な項目となっています。
自分のところは大丈夫、と他人事のように考えていると、いざ何か起こってしまったときに取り返しがつかないことになってしまいます。

そんなオフィスのセキュリティ環境における情報漏えいの対策にも、監視カメラはとても有効に働きます。
ここでは情報漏えい対策をはじめとした、オフィスでのセキュリティ対策における監視カメラの有用性についてご紹介します。

オフィスに監視カメラを設置する目的と効果

第一に、人の出入りの管理をするのに監視カメラはとても役立ちます。
オフィスは自社の社員だけではなく、常に不特定多数の人が出入りをする場所です。自社社員であれば、セキュリティカードなどを活用して、出入りを管理することができますが、外部の人の出入りをすべて管理するのは難しい側面があります。監視カメラはそんな人の出入りを把握するのに最適です。

次に、犯罪の抑止効果と、万が一のときの強力な証拠となることが挙げられます。監視カメラを設置しているという事実だけでも潜在的な犯罪の抑止力になり、トラブルが起こる可能性を減らすことができます。また、もし何か起こってしまったときにも映像が残っていれば、犯人の特定や原因の究明など、早期解決につながる手がかりとなります。

最後に、社員の業務態度改善効果が挙げられます。自分の仕事への姿勢が見られているという意識から、業務態度の改善を促し、業務効率を上げることも可能です。
このように、オフィスに監視カメラを設置することで複数の効果を期待することができるのです。

オフィスでの監視カメラの設置場所

監視カメラは、オフィスのどこに設置するかによっても効果は大きく変わります。できるだけ有効な場所に設置できるよう、オフィスで設置したい場所を考えてみましょう。

人の出入りの多い場所

エントランス、駐車場など人の出入りの激しい場所には、優先的に監視カメラを設置する必要があります。
エントランスでは、出入りする人の顔が認識できるような位置に設置するとよいでしょう。また、あえて外からも見えるような目立つ位置に設置すると、不審者の侵入を防ぐ効果も期待できます。
駐車場は、死角が多くなりがちなので死角をなくすイメージで設置場所を考えることが大切です。また、車のナンバーは何かあったときに大変重要な証拠となりますので、出入りする車のナンバーが映るように監視カメラを設置しておくとよいでしょう。

倉庫などの密室となる場所

あまり人が出入りしない倉庫や、密室となるエレベーターも監視カメラを設置したいポイントです。
倉庫には当然ながら備品や商品、場合によっては重要な書類なども保管されています。人気のない倉庫は盗難リスクの高まりやすい場所ですが、人の出入りがあまりなく監視の目が届かないことも多いでしょう。そのような場所に監視カメラを設置することで、犯罪の抑制にもつながり、長期的にみれば、定期的に巡回する警備員を雇うよりもコストを抑えることができます。
また、オフィスに限ったことではありませんが、エレベーターなどの密室は強盗などさまざまな犯罪が起こりやすい場所なので、優先的に監視カメラを設置しておきたいポイントです。

監視カメラ設置における注意点

監視カメラをただ設置しただけでは有用な効果は得られません。機密情報を数多く抱える企業のオフィスだからこそ、カメラの定期的なメンテナンスや監視体制の整備、記録した映像のバックアップなど、運用ルールをしっかりと整える必要があります。
また、個人を特定できる映像は個人情報保護の観点から特に慎重に管理することが求められます。安易に公開されないよう、監視カメラの管理者には厳格なルールを定めるとともに、高い倫理観のもと運用していくことが求められます。