家庭用防犯カメラの設置場所について
ニーズの高まりから家庭用防犯カメラが増えてきました。実際に弊社にいただくお問合せも個人の方からのお問合せが増えております。では実際に防犯カメラを設置するにあたり、どの場所に設置したら良いのでしょうか。業者に設置を依頼する場合は当然ご相談しながら設置しますが、事前に設置する場所のイメージや知識があると、安心して設置することができますよね。そこで今回は、家庭用防犯カメラの設置場所についてご紹介します。
屋外への設置
屋外の設置で最も設置することが多いのは玄関です。防犯カメラは設置するだけでも効果があります。空き巣は事前に下見をして入りやすそうな家を物色する場合が多いです。防犯カメラが設置してあることがわかると、その家には侵入しづらいと判断するでしょう。防犯意識の高い家に侵入し、証拠を残してすぐに捕まりたくはないですよね。それから、戸建ての場合は、窓や勝手口が狙われることもあります。そこにも防犯カメラやセンサーライトなどを設置すると、犯罪の抑止として非常に効果的です。それから、駐車場、駐輪場などにも設置しましょう。駐車場の車にいたずらをされる事件が多く発生しています。また、自宅の駐車場に置いてあるからと安心して貴重品を車に置きっぱなしにしていることも多いので車上荒らしの標的になってしまうこともあります。設置する場所にも注意が必要です。まず、簡単にカメラを壊されてしまうような場所に設置しないようにしましょう。それから、設置する角度も重要です。日の照り方によって直射日光がレンズに当たる角度であればきちんと撮影ができません。逆に夜間真っ暗になってしまう場所の場合、赤外線カメラを設置することが望ましいですが赤外線照射の範囲内に設置したい場所が映っていることが必要となります。
屋内への設置
家庭用防犯カメラの屋内への設置にはネットワークカメラやワイヤレスカメラが設置されることが多いです。置くだけで設置できる手軽な機種もたくさん販売されています。例えば、子供部屋に設置すると家庭教師との勉強中の様子を見ることができます。しかしながら防犯カメラで監視されていると思うと気が散ってしまいますので視界に入らない場所に設置することが良いでしょう。ただし、防犯カメラで監視していることは家庭教師に知らせておきましょうね。そして、最近は在宅で介護される方も多いですよね。自分で起き上がろうとして転んでしまうというような在宅介護の事故が増えています。介護が必要な方の部屋に顔色が見えるように設置すると、異変があったときにもすぐに対応できます。音声システムのあるカメラなどですと、さらに安心ですね。
番外編
近年お問合せで多いのが、DV被害による防犯カメラの設置です。証拠として映像を残したいというご相談があります。その場合、見えるような位置にカメラを設置してしまうと危険な場合があります。ですから、天井を切り抜いてわからないように設置する、本棚の間に設置するなど、逆上されてしまうと大変ですので、工夫が必要です。警察は証拠があれば介入することができますので、証拠となる映像を撮ることが必要です。
おわりに
今回は、家庭用防犯カメラの設置場所についてご紹介させていただきました。防犯カメラを設置するにあたり、どこでもいいというわけではありません。機種によって撮影範囲や特徴が違ってきますので、きちんと撮影したい場所が映るかどうか設置場所や角度の確認が必要です。また、設置する場所やカメラの見た目など目的に応じて使い分けることも必要となります。その為、適切なアドバイスのできる経験豊富な業者を選ぶことが効果的な防犯対策への近道となるでしょう。