24時間の監視に欠かせないDay&Night機能
防犯カメラには様々な機能がございます。防犯カメラを設置すると一般的には24時間ずっと撮影をしますよね。その24時間の間には、太陽の光がまぶしい昼間、西日が射しこむ夕方、陽が落ちて暗くなる夕方など大きな光の変化があります。そのような変化に対応するために、様々な便利機能があります。そこで今回は、DayNight機能という防犯カメラの機能についてご紹介します。
DayNight機能とは
DayNight機能とは、昼間はカラーで撮影をし、夜になって暗くなると自動的にカメラをモノクロ撮影に切り替え感度を良くして夜でも撮影可能にする機能のことです。カメラが周囲の明るさを判別し自動的に切り替わります。日中などの明るい環境では服装などの特徴が判別しやすいカラー画像で撮影され、夜間などの暗い環境では感度が良く低ノイズで撮影する事ができるモノクロ画像で撮影する事ができます。DayNight機能は、基本的には屋外での撮影もしくは、夜間少しの光がある屋内での撮影に適しています。明るさの変化に対応できるということは、明るさが変化する場所ではDayNight機能が活きてきます。家庭用でしたら玄関や屋外の駐車場や駐輪場、他には有料駐車場や、資材置き場、施設の玄関など、主に屋外で活躍します。
照度について
明るさが変化するということは、照度が変化するということです。照度とは、明るさのことです。ルクス(Lux、略記号はlx)という単位で表されます。それは実際の光の量ではなく人間の目によって感じる光の供給を測定するものというところがポイントです。数字が大きいほど明るく、逆に小さいほど暗くなり、0ルクスは完全な暗闇を指します。例えば、真夏の晴天時では10,000lx以上、曇りの日の屋外では約5,000lx、一般事務所の蛍光灯下の室内では約300~800lx、屋内の非常階段では約30~70lx、公園・路地等の街灯では約1~5lx、満月の月明かりでは約0.01~0.1lxなどが目安となっています。 防犯カメラの最低照度とは、そのカメラが撮影をするために必要な最低限度の明るさのことを指します。最低照度の数値が低ければ低い程、暗い中でも撮影をすることができます。
赤外線と高感度
DayNight機能に関連する機能で、赤外線と高感度があります。赤外線機能がついていると、真っ暗な中でも撮影が可能です。赤外線とは、可視光線(電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のもの。いわゆる光のこと。)の赤色より波長が長く波数が低い)、電波より波長の短い電磁波のことです。人の目では見ることができない光です。(Wikipediaより参照)しかし実際には人には見えない光と言うだけで、光としての働きを果たしています。よって赤外線という見えない光で照らしながら映像に残すことができるという仕組みになっているのです。その為、真っ暗な場所でも撮影が可能となります。一方、高感度とは、赤外線のように真っ暗な中では撮影はできませんが、ある程度の光があれば暗くてもカラーで撮影が可能です。高感度カメラの最低照度は1ルクス未満(0.1~0.002ルクス)となります。超高感度カメラでも~0.00001ルクスと最低照度がとても低く設定されていますので、月明かり程度の光でもカラーで鮮明に撮影できる機種もあります。
おわりに
今回は24時間の監視に欠かせない防犯カメラの機能、DayNight機能についてご紹介させていただきました。防犯カメラには、様々な機能があります。それぞれの防犯カメラによっていろいろな機能が付いていてその機能によって特性が変わってきますので、設置に向いている環境が違います。防犯カメラを設置する時には、設置環境に合った防犯カメラを選ぶことがとても大切です。最適な防犯カメラを選ぶには、そのカメラの特性や機能を理解して選ぶのが良いですね。