防犯カメラ映像の録画はどのくらいの期間保管が必要?
防犯カメラ映像がきっかけとなり犯人逮捕に繋がったというニュースは、毎日のようにニュースで見られるようになりました。多くの事件の証拠として防犯カメラの映像は世界中で役立っています。そんな防犯カメラの映像ですが、一般的にはどのくらいの期間保管しているのでしょうか。そこで今回は、防犯カメラ映像の録画はどのくらいの期間保管が必要なのかご紹介致します。
防犯カメラの映像を録画する仕組み
防犯カメラの映像を撮影し、録画確認する為にはカメラ・レコーダー・モニターが必要となります。カメラで撮影し、レコーダーに記録し、モニターで確認します。録画する機器であるレコーダーの中には、ハードディスクという録画をする機械が入っています。そのハードディスクの容量には2TB、4TB、8TBなど様々な大きさがあります。家庭用で使用するには2TB、4TBあたりが一般的になります。レコーダーの中にハードディスクを組み込み、カメラやモニターと接続しカメラの映像を受信、記録、モニターへ出力しています。
レコーダーに録画できる時間
レコーダーに録画できる時間は、ハードディスクの容量の大きさによります。ただし、それだけではありません。録画の仕方や録画の設定によって大幅に日数が変わってきます。録画できる時間に影響するのは『レコーダーに接続されるカメラの台数』『画質(解像度)』『動画の圧縮方式』『フレームレート』です。これらの設定や違いによって録画できる時間が大幅に変わってきます。例えば、一般的な家庭用防犯カメラで使用されているレコーダーは2TBです。2TBのハードディスクに対し、一般的なハイビジョンの200万画素のカメラ1台を接続すると、24時間連続録画で1ヶ月~90日程度は録画が可能となります。これが、100万画素になればもっと多くの時間の録画が可能になりますし、フレームレートつまり画像のコマ数を上げてより滑らかな画像に設定すれば、録画時間は短くなります。このように、設定や環境、ハードディスクの大きさによって録画できる時間が変わってきますので、希望する連続録画時間によって設定やハードディスクの容量を変えることをお勧めします。
どのくらいの期間保管するべき?
では、録画した映像をどのくらいの期間保管するべきでしょうか。多くの場合、ハードディスクの容量に応じて、容量がいっぱいになったら上書きしてしまいます。一般のご家庭で頻繁に録画を確認する必要が無い場合、レコーダーのハードディスクがいっぱいになる程度の期間保管されていれば上書きしてしまってさしつかえはなさそうです。ただし、ストーカーやいたずら、窃盗、空き巣など何かしらの被害に遭ってしまい防犯カメラを設置した場合は、被害に遭っている間の期間は大切な証拠となりますので保管が必要です。金融機関などの企業では1ヶ月~1年程度保管してある場合もあります。不安がある場合は、ハードディスクの容量を大きいものにしておくとより長く映像が保存できるので安心ですね。
おわりに
今回は、防犯カメラ映像の録画はどのくらいの期間保管が必要なのかをご紹介させていただきました。状況や目的によっても変わってくるのではっきりとした期間は定められませんが、一般的には1ヶ月~3ヶ月くらいの期間保管ができていれば問題ないようです。防犯カメラの映像は何かあった場合に大切な証拠となりますので、録画ができていなかったということがないようにレコーダーがきちんと作動しているか確認をするようにしましょうね。そして、年に1度はメンテナンスをするようにすると、機器の持ちが良くなりますし、故障も少なくなります。