防犯カメラの画質が悪い?本来の画質より悪くなってしまう原因
最近では、インターネットなどで安価で手軽な防犯カメラが誰でも簡単に購入できます。目的によってはそれで十分な場合もありますが、仕組みや特徴を知らずに使用していることで本来の画質で撮影できていない場合があります。そこで今回は、本来の画質より悪くなってしまう原因についてご紹介します。
防犯カメラシステムの仕組み
防犯カメラシステムは、一般的にカメラとレコーダーとモニターを接続し使用します。カメラで撮影し、撮影した映像をレコーダーで録画しそれをモニターに映します。(録画装置がカメラと一体型になっている防犯カメラもありますが、一般的にはそれぞれ別の装置です。)接続には、アナログカメラの場合には同軸ケーブル、ネットワークカメラの場合にはLANケーブルを使用します。同時に複数台のカメラを1台のレコーダーに接続し、1台のモニターで複数台のカメラの映像を映し出すこともできます。レコーダーには、録画する為の装置であるハードディスクが組み込まれています。そのハードディスクの容量の大きさによって、録画できる期間などが変わってきます。大きい容量であればあるほど、たくさんのデータ量を記録することができますので、長期間録画したい場合や台数が多い場合などは大きいデータ量のハードディスクをレコーダーに組み込むことになります。
本来の画質より悪くなってしまう原因その①
せっかくスペックの良い防犯カメラを設置したのに、いまいち画質が良くないということがあるようです。その原因として考えられる1つ目は、カメラとレコーダーとモニターとそれらを接続するケーブルのスペックが一致していない場合があります。例えば、200万画素フルハイビジョンの防犯カメラを設置したのに、画質がちっとも良くないという場合。これは、レコーダーもしくはモニターのスペックが200万画素に対応していないかもしれません。防犯カメラで撮影した映像を同じ画質で記録して見る為には、同等もしくはそれ以上の画質に対応したレコーダーとモニターでなければいけません。インターネットなどで安価で購入したモニターなどは、特に要注意です。当然、業者に依頼して設置されたのであればそのあたりは大丈夫だとは思います。
本来の画質より悪くなってしまう原因その②
防犯カメラ、レコーダー、モニター全てのスペックが同じ画質に対応しているのに、いまいち画質が良くないという場合もあります。これは、レコーダーの設定を確認する必要があります。レコーダーには録画する為の装置であるハードディスクが組み込まれていると先ほどご紹介しましたが、そのハードディスクになるべく長い期間の映像を録画しようとすると画質の設定を落とす必要があります。高画質であればあるほど多くのデータ量となるので、それだけの容量が必要になります。レコーダーは画質の設定を変えることができるので、初期設定で低画質で長く録画できるようになっている場合に、画質が悪いということがおきてしまいます。防犯カメラの映像は、防犯の為、証拠保全の為にある程度の画質は確保する必要がありますよね。ですから、画質の設定とハードディスクの容量はきちんと確認する必要があります。
おわりに
今回は、防犯カメラの映像が本来の画質より悪くなってしまう原因についてご紹介させていただきました。インターネットで安価で手軽に防犯カメラが手に入りますが、仕組みや設定、特徴などを知っていなければ、その機器の良さを活かすことができません。このようなことからも、防犯カメラシステムの設置は、専門家である業者に依頼することをおすすめします。お問合せやお見積りまではほとんどの業者は無料で対応してくれますよ。