防犯カメラの仕様書に出てくる用語についてご紹介します~その②~
その①に続きまして、今回も防犯カメラの仕様書に出てくる用語についてご紹介します。
水平画角
画角とは、カメラで撮影される写真に写される光景の範囲を角度で表したものです。そして、水平画角とは、レンズから水平方向に写される光景の範囲を角度で表したものです。つまり、そのカメラで鮮明に写せる範囲を角度で表したものです。例:86.8° ~ 27.7° (2.8 ~ 12 mm)と記載があれば、焦点距離が2.8 ~ 12 mmの距離内で86.8° ~ 27.7°の角度は鮮明に写せますということになります。
画角調整
画角調整とは、カメラで鮮明に写せる範囲をどのくらい動かして調整が可能かということです。パン: 0° ~ 340°; チルト: 0° ~ 75° と記載があれば、パンとは、カメラのレンズの向きを左右に動かすことですので、0° ~ 340°は左右に鮮明に写せる範囲を調整できますということになります。チルトとは、カメラのレンズの向きを上下に動かすことですので、0° ~ 75°は上下に鮮明に写せる範囲を調整できますということになります。
焦点距離
焦点距離とは、レンズの中心から撮影可能な場所までの距離です。防犯カメラの焦点距離はおよそ4~6mmで、それ以下になれば広角に、それ以上であれば望遠になっていきます。例えば、焦点距離が短ければ広角に向いていますので近くの広い範囲を撮影するのに向いています。焦点距離が長ければ望遠に向いていますので遠くのピンポイントを撮影するのに向いています。
防塵防水保護
防犯カメラは精密機器です。当然、機械ですから故障したり不具合が起きたりすることはあります。しかし、ある程度の環境の変化や、故意に壊されてしまう危険性は想定した上で製造されています。屋外へ設置する防犯カメラには、雨や風や雪などにさらされる可能性を想定し防水効果や、防塵効果があります。 防塵、防水性能については、「IPコード」と言われる規格で表します。 防塵性能については、0から6まであり、6が防塵性能が最も高いです。防水性能については、0から8まであり、7は「一時的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8はさらに「継続的に水に沈めても有害な影響が生じる水の侵入がおきない」とされ、8が最も防水性能が高くなります。水中に入れる可能性を考慮しない場合、一般的には「IP66」以上が屋外での設置に問題ないとされています。 また、防犯カメラには耐衝撃性能があります。耐衝撃性能については、「IK」という規格で表します。これは、IEC62262で規定されている電気機器筐体の耐衝撃性能を表す保護等級になります。IKの後ろに続く数値が大きくなるほど、大きな衝撃に耐える事が出来、落下試験やハンマーによる打撃で衝撃に対する強さを測定しています。0から10まで等級がわかれていて、10は「40cmの高さから落下してくる5Kgの衝撃に耐える」とされています。
赤外線照射距離
赤外線とは、可視光線(電磁波のうち、ヒトの目で見える波長のもの。いわゆる光のこと。)の赤色より波長が長く波数が低い)、電波より波長の短い電磁波のことです。人の目では見ることができない光です。その光を照射することによって、真っ暗な中でも撮影が可能になるのですが、赤外線照射距離とは、その赤外線の光が照射可能な距離のことを言います。
デイナイト モード
デイナイト モードとは、昼間はカラーで撮影をし、夜になって暗くなると自動的にカメラをモノクロ撮影に切り替え感度を良くして夜でも撮影可能にする機能のことです。カメラが周囲の明るさを判別し自動的に切り替わります。日中などの明るい環境では服装などの特徴が判別しやすいカラー画像で撮影され、夜間などの暗い環境では感度が良く低ノイズで撮影する事ができるモノクロ画像で撮影する事ができます。
おわりに
2回にわたって防犯カメラの仕様書に出てくる用語についてご紹介させていただきました。用語を理解してからカタログや仕様書を見ると、本当にたくさんの機能があることがわかります。防犯カメラには、他にも様々な機能がありますのでまたご紹介させていただきますね。