防犯カメラで録画した映像はSDカードに保存して!もしもに備えてデータを守る方法
防犯カメラの設置は、地域の安全を守ったり、建物への侵入を防いだりするのに効果的です。「防犯カメラがある」という事実だけで犯罪者を委縮させ、なにか事件が起こったときには映像の記録を証拠として利用することもできます。そのため、防犯カメラで撮影した映像は、適切に保存しておく必要があります。
多くの場合はハードディスクを搭載した専用のレコーダーとカメラを接続して、録画した映像を記録します。しかし、カメラ本体にSDカードを取り付けて、記録ができるタイプもあることはご存じでしょうか。
今回は、SDカード対応の防犯カメラと、その防犯カメラで録画した映像データを守る方法をご紹介します。
SDカード対応防犯カメラのメリットとデメリット
防犯カメラにはいろいろな種類があります。広範囲の監視を目的とした本格モデルもありますし、室内の様子を記録するためのシンプルな機種もあります。
「防犯カメラ自体に興味はあるが、自分に合ったものがわからない…」という不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。初めての防犯カメラの導入に、そこまでコストをかけたくない気持ちもありますよね。
ここではコストを抑えて導入が可能な、SDカード対応の防犯カメラのメリットとデメリットをお伝えします。
SDカード対応カメラのメリット
SDカード対応カメラのメリットは、なんといっても手軽さです。
理由として、このタイプの防犯カメラはレコーダーとの配線などの手間がかからないことが挙げられます。簡単に設置できる上に、ケーブルなどの周辺機器を準備する必要がないため、安い費用で導入することができます。
なるべく簡単に防犯カメラを導入したいと思うのであれば、SDカード対応の防犯カメラを選ぶべきでしょう。
SDカード対応カメラのデメリット
デメリットは、SDカードの記録可能時間が短いことです。
一定時間ごとに映像を確認するのであれば問題ありませんが、ハードディスクに比べれば短くなります。大抵のSDカードの容量は32GBほどで、ある程度の高画質を求めると5時間~10時間程度しか保存できない場合もあります。
防犯カメラの映像は、なにか事件が起こったときには重要な証拠となる可能性があります。そのため、短時間の録画しかできないSDカードタイプの防犯カメラは、貴重な映像が上書きされないよう注意が必要です。監視の様子は確実にSDカードに記録して、定期的な確認をしましょう。
SDカード対応防犯カメラの注意点とデータを守る方法
SDカード対応の防犯カメラを利用する上で、注意しておきたい点もあります。このようなモデルはカメラ本体にSDカードが取り付けられるようになっています。そのため、もし誰かがそのカメラ自体やカメラに挿入されているSDカードを持ち去ってしまうと、せっかく記録した映像を見ることができなくなってしまいます。
持ち去りを防ぐためには、SDカード対応のカメラはなるべく目立たないように設置しましょう。カメラも最近ではごく小さなサイズが販売されています。小型のカメラを目立たない場所に設置するのであれば、誰かに気付かれてデータを持ち去られる危険性は少なくなるはずです。
また、どうしても目立つ場所にしか設置できない場合は、カメラで撮った映像を無線で受信機に飛ばし、室内にあるSDカードに記録するタイプを利用すると良いでしょう。SDカードを受信機にセットするモデルであれば、盗まれる心配もなく、安心できるのではないでしょうか。
おわりに
SDカード対応の防犯カメラは、設置の費用も安く、配線を引く必要もないため、気軽に導入することができます。ただし、一方で録画時間が短いというデメリットもあります。
コストがかからない反面、記録したデータはこまめに確認する必要があるといえます。
またSDカード対応の防犯カメラは、カメラやSDカードの盗難にも気を配る必要があります。最近のカメラは非常に小型化されてきていますので、設置場所を工夫するなどして記録したデータを守りましょう。