録画装置の仕組みと機能についてご紹介します!
防犯カメラを設置し撮影しますが、撮影したその映像は録画する必要があります。録画装置がカメラと一体型になっている防犯カメラもありますが、一般的には防犯カメラと録画装置、映像を確認するモニターの設置が必要となります。そこで今回は、録画装置の仕組みと機能についてご紹介致します。
録画装置(レコーダー)の仕組み
録画装置の中には、ハードディスクという録画をする機械が入っています。そのハードディスクの容量には2TB、4TB、8TBなど様々な大きさがあります。家庭用で使用するには2TB、4TBあたりが一般的になります。録画装置が起動すると、電気により熱が発生します。その熱が籠ってしまうと故障の原因にもなりますので、録画装置の中には小さな扇風機のようなファンというものがついています。そのファンが熱を分散させ冷まします。録画装置の中にハードディスクを組み込み、カメラやモニターと接続しカメラの映像を受信、記録、モニターへ出力しています。
録画装置(レコーダー)の機能
録画装置には様々な機能があります。録画する機能はもちろんですが、ネットワークを介してお手持ちのスマートフォンやパソコンで録画装置と接続し遠隔にいながら防犯カメラで撮影している映像を見ることができるのも、じつは録画装置のおかげなんです。他には、録画装置に動体検知機能がついていて、撮影範囲に動くものや人を検知すると録画されるようになっている機能や、異常を検知した際に登録されたメールに連絡がいくようになっている機能のような便利な機能もあります。それからミラーリング機能という機能のある録画装置が増えています。ミラーリング機能とは、録画装置の中にハードディスクを2台、4台のように偶数台設置します。そのハードディスクには同じ映像を録画します。ハードディスクも消耗品ですので、不具合や故障がおきることがあります。しかしながら、2台以上のハードディスクに映像を録画しておけば、1台のハードディスクが急に故障してしまったり、データが消えてしまったりしてももう1台のハードディスクに映像が残っているので安心です。このように、リスク回避の為に同時にバックアップもとってしまうのがミラーリング機能です。
ハードディスクがいっぱいになったらどうするの?
録画装置の要とも言えるハードディスクですが、そのハードディスクが一杯になったら録画が止まってしまうのでしょうか?正解は、NOです!通常、録画装置に内臓されているハードディスクはデータ容量が一杯になってしまったら上書きされます。その上書きされるデータは、古いデータから上書きされます。必要のなくなった古いデータから上書きされるようになっていますが、全てのデータを保管しておきたいという方もいらっしゃいます。その場合、詳細設定やハードディスクの容量から計算して、ハードディスクが一杯になってしまう前に、新しいハードディスクと入れ替えを行います。ハードディスクの容量を始めから大きいものにしておけば、その入れ替えのタイミングを長期間にすることが可能になります。入れ替えせずに上書きする場合でも、ハードディスクは消耗品ですので、2~3年に1度新しいものと入れ替えすることをオススメします。
おわりに
今回は、録画装置の仕組みと機能についてご紹介させていただきました。防犯カメラの映像は、事件や事故などが起きてしまった時には重要な証拠となります。毎日ニュースでも防犯カメラの映像を見ることがありますよね。録画装置の仕組みや機能について少しでも理解しておくと「必要な時に録画できていなかった」などということにならないよう対処することができます!