自然災害発生時に役立つ防犯カメラ
異常気象による自然災害が増えています。当然、過去に起きた災害から対策を行っている場合も多いのですが、それでも被害を受けてしまうともっと早く事前に避難できていればと思わざるを得ません。そこで今回は、自然災害発生時にも役立つ防犯カメラについてご紹介します。
災害時に役立つネットワーク
災害発生時、家族や友人、会社などと安否の連絡をとるための手段は電話ですか?メールですか?SNSですか?声を聞いて安心したいという方が多いですし、一番早いのが電話ですから電話をする方が多いと思います。しかしながら、電話の回線がパンクしてしまって全く連絡がつかないということもあります。実際に3.11の時に、電話がつながらず、家族と連絡がとれないことがありました。そんな時でもネットワークは稼働していて、TwitterをはじめとするSNSでは安否確認や救助の要請などが拡散されていて役立っていました。災害発生時のような緊急事態では、何が起こるかわかりません。ですから、電話の他にSNSやメール、メッセージなど連絡をとれる手段をいくつか持っておくことが大切です。日頃から、ご家族やご友人などと話し合っておきましょう。
異常を検知するとアラートを出す防犯カメラ
今年の夏、大雨による災害で甚大な被害が出てしまいましたね。逃げる間もなかったという事もあれば、避難するほどではないと思っていた、避難するべきと連絡を受けていたのにも関わらず大丈夫だと思って家にいた、このような事もあったそうです。災害時には、迅速な判断と行動が命を救うことに繋がります。その迅速な判断と行動をする為の「情報」を得る手段が必要になります。地震発生時にはJアラートが鳴りますが誤報が続いたり、いまいち機能していないように感じます。このような時に役立つのが、防犯カメラです。例えば、川や海の水かさがある一定を超えるとアラートで知らせる異常検知機能を持った防犯カメラを設置しておけば、危険度がわかり、自治体からすぐに警報を出すことができます。広い範囲を撮影できる防犯カメラの場合、災害発生時の被害状況もよくわかるので、避難場所の指示にも役立ちます。
その後の被害防止策として研究資料になる
防犯カメラの映像は、災害が発生する経緯や様子を確実に撮影しています。特に屋外に設置されている防犯カメラは防塵防水機能がついていますから、水をかぶったり塵や埃が付着してもすぐに壊れない仕様になっています。耐衝撃機能もついていて落ちたり物がぶつかって衝撃を受けても大丈夫な機種も多いです。ですから、災害が発生しても防犯カメラは稼働していることがあります。その撮影された映像は、その後災害が発生した時の為に、避難経路や対策を研究する重要なデータとなります。
おわりに
今回は、自然災害発生時にも役立つ防犯カメラについてご紹介させていただきました。突然発生してしまう災害には対処できないこともありますが、それでも事前の対策や避難訓練、備蓄品、情報を得ることなどで被害が最小限で済むことも多くあります。世界中で異常気象が発生していますし、自分は関係ないと思わず日頃から対策をしておくようにしましょう。その対策の一つとして、防犯カメラの設置を検討してみましょう。商店街や企業など、各自治体から補助金が助成されることもありますので、お住まいの地域の自治体ホームページを確認してみてください。防犯の為に、防犯システムの設置を推奨している自治体は増えています。防犯の為だけでなく、このような自然災害発生時にも非常に有効な活用ができます。