動体検知機能や人感センサーは何に反応しているの?
最近、玄関やトイレなど人が入ると電気が自動で点くセンサーを導入している家やビルなどが多いですよね?家や店の前にセンサーライトを導入しているところも多く見かけます。ふと、このセンサーはどのような仕組みで何に反応しているのか気になりました。そこで今回は、動体検知機能や人感センサーのセンサーについてご紹介します。
動体検知機能とは?
動体検知機能とは、動くものに反応するという機能です。防犯カメラの場合、カメラに動体検知がついてるものと、レコーダーに動体検知がついているものがあります。例えば、防犯カメラを設置すると、防犯対策としては24時間撮影が必要になりますよね。その撮影した映像を録画するのがレコーダー(録画機)です。レコーダーの中にはハードディスクという実際に映像のデータを記録するものが内臓されています。そのハードディスクの容量によってどのくらいの時間、映像が記録できるかが変わってきます。動体検知機能があるレコーダーは、撮影している画面に何か動きがあった場合のみ反応し、録画機能を作動させることができます。必要な時にだけ撮影、録画できるので、ハードディスク容量の節約にもなりますし、録画された映像を確認するのも効率良く確認することができます。カメラに動体検知がついている場合、映像処理チップで動体の検知を行います。レコーダーとも連携、連動して録画を停止させる必要がありますので、レコーダー側での制御よりもシステムは少しだけ複雑になります。
動体検知と人感センサーの違い
動体検知機能は「動くもの」に反応します。一方、人感センサーは人や動物などの温度を持つものから自然に放射されている赤外線による温度変化を検知するセンサーがついた機能です。超音波や可視光などが用いられている人感センサーもあります。極端に速いスピードや静止した場合は、検知エリア内でも反応しない場合がありますので、万能ではありません。人感センサーといっても、人だけでなく動物にも反応する場合があります。
どちらも防犯に効果的
非常に効果的なことから、防犯システムに機能として使われているものが多いです。人感センサーは、センサーライトで使われますね。家の玄関先などにセンサーライトが設置されると、センサーライトが反応することでライトが点灯し目立ってしまうので、その場所に空き巣などが侵入しずらくなったり、防犯意識の高い家と認識されるので、狙われにくくなります。動体検知機能は様々な場面で活用されています。自宅の防犯としてもハードディスクの節約になりますし、工場や資材置き場などに、動体検知機能つきの防犯システムを導入することで、効率よく防犯管理ができるようになります。最新の動体検知は、さらに進化しています。今までは、動くものに反応してしまうので、雨や葉っぱ、ごみ、動物などにも反応してしまうことがありました。ところが最新の動体検知機能では、人とそれ以外を判別し、人にだけ反応するということができるようになっているようです。より正確により確実に、侵入者を検知できるようになっています。
おわりに
今回は、動体検知機能や人感センサーのセンサーについてご紹介させていただきました。防犯システムだけでなく、生活の様々なところで活用されている機能ですね。メリットとしては、必要な時にだけ作動させることができるので、コスト削減になります。デメリットとしては、人以外に誤作動したり設置に向かない環境があることでしたが、それが改善されてきています。どんどん性能が良くなってきているので、今後はさらに活用法も増えてくるでしょう。このような機能を組み合わせることでとても効果的な防犯システムが利用できるようになりますね。