今さら聞けない!防犯カメラの画素数、解像度、画質について解説

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今さら聞けない!防犯カメラの画素数、解像度、画質について解説

防犯カメラは犯罪者に対して威嚇の効果を持つだけでなく、実際に事件や事故が起こったときにはその映像を重要な証拠として利用することができます。そのため、防犯カメラで録画する映像はなるべく綺麗で、はっきりとした映像であることが求められます。

綺麗な映像を記録できる防犯カメラを選ぶためには、そのカメラの「画素数」や「解像度」などの「画質」を確認する必要があります。今回は、防犯カメラの画素数や解像度について解説します。

画素数とは

防犯カメラで撮影した映像は、デジタルデータとして小さな点の集まりで表現されています。画素とは、この映像を構成する点のことです。そして画素数は「映像を構成する点の多さ」のことです。

画素数は大きければ大きいほど、映像を構成する画素が多いということなので、細かい部分まで表現できることになります。逆に画素が少ないと、細かい部分はぼやけてしまってうまく判別できません。

例えば、駐車場を監視している防犯カメラの場合、事故があった際に車のナンバープレートなどは重要な情報となります。もしこのカメラの画素数が少ないと、ナンバープレートに書かれている番号をはっきりと記録できず、ナンバーが読み取れない可能性があります。画素数が大きいカメラであれば、細部までくっきりと記録できるので、事故を起こした車のナンバーを読み取れる可能性が高まります。

コンビニやスーパーなどのレジを撮影しているカメラの場合は、画素数の大きいカメラはお札の種類などもくっきりと映し出すことができます。

犯罪や不正があった場合には、細部の映像が決定的な情報になることも少なくありません。細部の映像を高精度で記録することが求められている場合は、画素数の大きい防犯カメラを選択すべきでしょう。

解像度とは

上記では画素と画素数についてご説明しましたが、鮮明な映像を記録するために必要な要素は、画素数の大きさだけではありません。解像度の高さについても注意する必要があります。

解像度とは、一言で言うと「画素の密度」のことです。

解像度を表す単位は一般的にdpiが使用されます。dpiとはdots per inch(ドット・パー・インチ)の略で、1インチの中にドット(点)がどれだけ含まれているか、という意味です。

1インチの中に小さな点が画素がたくさんあればあるほど、映像はきめ細かなものになるため、解像度が高い防犯カメラの方が鮮明でなめらかな映像を記録できます。

解像度の高い映像は、拡大した場合でも鮮明さを失いません。広範囲の映像を記録する防犯カメラの場合、記録した映像の一部を拡大して、確認する場面が出てくることも考えられます。録画した映像の一部分だけをしっかり確認したい場合は、高解像度の防犯カメラで撮影しないと、拡大に耐えうる画質で記録することができません。

広範囲を記録する必要があるのに解像度が低いカメラしかない場合は、録画したい箇所ごとにカメラを設置する必要があるため、多くの台数のカメラが必要になります。広範囲を撮影したい場合は、防犯カメラの解像度にも十分注意しましょう。

おわりに

今回は、防犯カメラの画素数と解像度についてご紹介しました。

防犯カメラの画質は、画素数や解像度の数値によって決まります。防犯カメラの映像を有効に利用するには、画素数が大きく、解像度が高いカメラを選択した方が良いでしょう。映像を事件の証拠などとして認めてもらうには、細部まで確認できる鮮明な映像である必要があるからです。

ただし、侵入者やストーカー対策として一般家庭で防犯カメラを設置する場合など、必ずしも防犯カメラの映像が高画質である必要はない場合もあります。防犯カメラを選ぶときには、使用する目的に合うような画素数、解像度のカメラを選択しましょう。

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