こんな機能もあるの?!プライバシーに配慮した便利な防犯カメラの機能
防犯カメラは防犯の為に設置することが全てでした。ところが、技術開発が進み様々な機能が防犯カメラに付随すると、防犯の為だけでなく、店舗マーケティングや犯罪者の追跡など様々な目的で利用されるようになってきています。すると、撮影をするという特徴からプライバシーの問題も多くなってきています。そこで今回は、そんなプライバシーに配慮した便利な防犯カメラの機能をご紹介致します!
広がりつつある防犯カメラの使用用途
防犯カメラの技術開発が進み、様々な機能が出てくるようになりました。その機能のおかげで、防犯カメラの使用用途は防犯の為だけではなく、様々な目的で利用されるようになってきました。例えば、スーパーや飲食店などでは、店の混雑状況を確認し、商品の補充や人員の補充に役立てています。顧客マーケティングに活用している場合もあります。それから、工場では生産管理の為にカメラを設置し、広い範囲を一度に管理できるようになりました。顔認証技術や追跡機能、遠隔操作、アラート機能などを利用し、犯罪者追跡もできるようになりました。動体検知機能を利用し、侵入者を検知、追跡も可能です。
プライバシーマスク機能
防犯カメラの使用用途が広がり、あらゆる場所に設置されるようになっていますが、それと同時にプライバシーの問題もでてきました。例えば、会社のオフィス内に防犯カメラを設置します。社内管理や、防犯、事故防止などの為に設置したが、オフィスで働く人々のパソコンの画面には社内機密がたくさんあり、防犯カメラの映像には映したくないとします。そんな時に便利なのが、プライバシーマスク機能という機能です。この機能は、撮影したい範囲の中に撮影したくない部分が含まれている際に、その撮影したくない部分をマスキングして隠すことができる機能です。この機能があれば、社内を撮影しながら、パソコンの画面のみマスキングしておけば機密文書や機密事項が防犯カメラ映像に映ってしまうという心配もありません。他には、個人の一戸建て住宅の玄関先に防犯カメラを設置します。ところが、撮影したい範囲に、お向かいの玄関が映りこんでしまいます。これでは、お向かいの方はプライバシーを侵害されることになってしまい、トラブルにもなりかねません。このような場合にも、プライバシーマスク機能を利用すると、お向かいの玄関のみマスキングして隠すことが可能ですので、お互いに安心して設置することができますよね。
見せる技術から隠す技術へ?
今まで防犯カメラの技術開発は、より鮮明により綺麗に見せる技術が開発されてきました。今では、フルハイビジョンは標準ですし、4Kでの撮影も可能になっています。それが求められていたからですね。しかしながら、これからはよりプライバシーに配慮した技術が求められてくるようになりました。例えば、お店の混雑状況をカメラで確認できるシステムを導入したとします。お店の関係者だけでなく、それが一般の方にもホームページなどから確認できれば空いている時間帯に行くことができますよね。ところが、許可なく不特定多数を撮影し、その映像を流出させてしまうことにもなりうるので、プライバシーの問題が発生します。そんなときに、顔を隠す技術があればその問題が解決できる可能性があります。もしくはシルエットのみ映すことができる技術など。例えばですけどね。このように、使用用途の拡大と同時に求められる機能も変化してきています。
おわりに
今回は、プライバシーに配慮した便利な防犯カメラの機能をご紹介させていただきました。より鮮明により綺麗に見せる技術が開発されそれが実現したら、今度はより隠す技術が求められるだなんてなんだか皮肉なものですが面白いですよね。きっとこれからも求められる技術が増え、あっと驚く技術が開発されていくんだろうなぁと期待されます。また、面白い機能や変わった機能がありましたらご紹介させていただきますね。