貴金属店、宝飾店では高性能防犯カメラで犯罪を抑止!
貴金属店や宝飾店は、扱っている商品が高額なため、一般的な防犯対策よりも高いレベルでの実施が求められます。また、プロの窃盗団が犯罪に関わるケースも多く、万全の防犯対策が必要です。
そこで今回は、貴金属店、宝飾店での防犯対策を検討しているオーナーさまや不動産管理会社などの事業者さまのために、押さえておくべき防犯対策や防犯カメラの必要性などについて解説します。
貴金属店、宝飾店は犯罪が発生する可能性が高い
貴金属店や宝飾店は、特に犯罪発生のリスクが高い業種といえるでしょう。その理由は大きく以下の2点が考えられます。
扱う商品が高額
貴金属や宝飾といった商材は、一点数十万円から数百万円、場合によっては何千万円以上といった高額な商品を扱うため、どうしても犯罪者に狙われるリスクが高くなりがちです。さらに、犯罪の被害にあった場合には、被害額が非常に高額になることもあります。
そして、犯罪者側にとってもハイリスク・ハイリターンな現場といえるため、犯罪の発生する確率が高くなるのです。
プロの窃盗団による犯罪もあり得る
貴金属店や宝飾店では、強固な防犯対策がとられていることが一般的です。そのため、素人ではなく、プロの窃盗団などが犯罪に関わるケースが多くなります。また、その多くが外国人という点も特徴でしょう。
例えば、店舗の壁やガラスなどを破壊して店内に侵入し、1分~5分程度という短時間で犯行を済ませ、警備員や警察が来る前に車で走り去る完全なプロの手口です。そのため、物音を立てることや、周囲に犯行がバレることはあまり気にしない傾向にあります。
ガラス窓をバールやコンクリートブロックなどで破壊したり、店舗の壁に穴を空けたりするなど、荒っぽい侵入手段を実施する点も特徴で、場合によっては盗難車で店舗のシャッターに突っ込み、そこから内部へ侵入するケースもあります。
さらに、プロの窃盗団は事前の現場確認も怠りません。店内のどこに貴金属や宝飾品があるか把握することはもちろん、防犯対策や侵入経路などのチェックも実施したうえで、犯行に及ぶことが一般的です。
安価な商品でも安心できない
貴金属店や宝飾店では高価な商品だけでなく、安価なアクセサリーや宝石なども販売されています。また、お客さまが手に取って見られる商品も多く、スタッフの死角になる場所で盗まれる可能性があるのです。
したがって、プロの窃盗団が狙うような高額な商品だけでなく、安価な商品が盗まれることも想定した防犯対策が必要となります。
貴金属店、宝飾店で押さえておくべき防犯対策
犯罪の発生リスクが高い貴金属店や宝飾店の防犯対策には、多くの種類があります。代表的なものを紹介します。
対犯罪者威嚇機能
店内に侵入した犯人を検知するためのセンサーを設置することは必須ですが、それだけでプロの窃盗団の犯行を抑制するのは難しいでしょう。犯行に及ばせないための、威嚇対策と連動して設置する必要があります。
例えば、室内にスモークを噴霧する機能を付けることで、視界を遮ることができるため、犯行を継続することが難しくなるでしょう。また、大音量のサイレンやベルの音で威嚇することも効果的です。こうした防犯対策をセンサーと連動させておくことが求められます。
シャッター式ショーケースや金庫
プロの窃盗団はショーケースを割って商品を盗みます。そのため、高額な商品は防犯機能を持つシャッター式ショーケースに入れておくことがおすすめです。
また、大型の金庫などを準備して、その中に高価な商品をしまっておくのもよいでしょう。金庫は開けるまでに時間がかかるため、犯行に及ぶことが難しくなるからです。
防犯カメラ
店内の様子が一望できる場所には、防犯カメラを設置しておきましょう。防犯していることを明示することで、事前に下調べに来た犯人に対してアピールできます。「この店の防犯対策は厄介だ」と思わせることができれば、犯罪の抑制にもつながる可能性があるでしょう。
ただし、防犯カメラを導入する場合には、220万画素のAHDカメラなど高性能なものがおすすめです。せっかく、犯行現場を録画できていても、犯人の顔など詳細がわからないようでは役に立ちません。また、クリアな映像で監視できれば、スタッフが目視でお客さまの様子を見張る必要がなくなり、業務負荷を下げることができるでしょう。
スタッフの防犯教育
貴金属店や宝飾店では、いつ何時犯罪が発生してもおかしくないということをスタッフへも周知徹底しておく必要があります。接客中にショーケースを開けた瞬間、別の仲間が商品を持ち去るといった犯罪もあるためです。
よって、犯罪防止マニュアルなどを整備し、スタッフへの防犯教育をおこない、意識を高めることも大切でしょう。
店内の様子を随時確認することが重要
貴金属店や宝飾店は営業時間内外で犯罪が発生する可能性があるため、24時間365日店内を監視する必要があります。セキュリティ会社などに依頼して警備員などを配置することもひとつの方法ですが、コストは割高になります。
しかし、防犯カメラであれば比較的安く導入でき、24時間365日監視することができます。できるだけ高性能な防犯カメラを導入して、常に店内の様子を把握できるようにすることが犯罪抑制の第一歩といえるでしょう。