生徒が犯罪に巻き込まれないために防犯カメラで防犯対策を!

防犯設備士による、防犯カメラ設置に関するお役立ち情報
豆知識

生徒が犯罪に巻き込まれないために防犯カメラで防犯対策を!

近年、小学生や中学生が犯罪に巻き込まれる事案が増えています。不審者の出没や誘拐などの事件から、小学生や中学生を守るために、どのような取り組みができるのでしょうか。

各自治体による取り組みが、今必要とされています。

小学生・中学生が犯罪に巻き込まれやすい場所とは

保護者の目から離れ、単独で行動するようになる小学生、中学生は、身体がまだ小さいために不審者や誘拐などに遭遇しやすい傾向にあります。

近所の公園や学校など、大人の目が行き届かない場所で事件や事故は起こりがちです。また、自転車の駐輪場や住宅街などにも、リスクは存在します。

 

いずれも、人通りが少ない道で、街灯の設置があまりないなど、人の目が少ない場所で起こりやすい傾向にありますから、各自治体は対策を講じる必要がある箇所として注意を払うべきといえるでしょう。

 

また、安全と考えがちな学校にも、リスクが潜んでいます。今でこそ、学校に入るためにはIDの着用が義務付けられているケースが一般的ですが、一昔前まで、学校は比較的人の出入りが自由にしやすい場所でした。

さらに、教員の目が届き切らない、死角となる場所も存在し、一度不審者が侵入してしまうと大変危険な場所でもあります。「学校は安全」という意識を改め、正しい対策が必要とされています。

自治体や学校が取り組むべき防犯対策

では、具体的に各自治体が取り組むべき防犯対策には、どのようなものがあるのでしょうか。

地域による見守り活動

地域ボランティアやシルバー人材センターなどを活用して、小学生・中学生の通学を見守る活動も各自治体で推進されています。

不審者の出没や誘拐などの事件は、人の目がないところで発生します。通学の見守りだけでなく、同じ街に住む大人たちが一緒になって「子供を見守る」という意識を持つことも、防犯につながるのです。

防犯モデル道路づくり

防犯モデル道路とは、見通しを良くするために塀からフェンスへと差し替えたり、街灯・防犯カメラや、身の危険を周囲の人に伝える緊急ボタンを設置するなど、さまざまな取り組みが行われている道路です。

防犯モデル道路をもう一歩進めた形として、防犯モデル通学路も注目されており、見守り活動とともに子供たちの安全を守るべく、導入する自治体も増加傾向にあります。

集合住宅内における死角を意識する

エントランスやロビー、中庭など、集合住宅にはどうしても死角となりやすいエリアがあります。セキュリティ対策として、オートロックを導入しているマンションなども多くありますが、居住者とともに不審者が入り込んでしまう「共連れ」の可能性もあるということを理解し、注意を払いましょう。

子供たちに対する指導

犯罪に巻き込まれやすい場所を小学生・中学生の子供自身も把握し、防犯意識を持つことも重要です。

近年、防犯教室など、折りに触れて防犯について学校や地域で取り上げ、子供たち自身の防犯意識を高める活動も推進されています。

学校でも防犯について話し合い、通学路上にいざという時に駆け込める交番やコンビニエンスストア、お店などを共有しておくことも、緊急時の対策となるでしょう。

防犯ブザー携帯

子供が防犯ブザーを身につけることは、不審者や誘拐などから子供を守る大きな抑止力となります。防犯ブザー携帯を推進する時は、ランドセルやカバンの目立つところにつけるように指導しましょう。

目に見える場所に防犯ブザーを携帯しておくと、犯罪者に対する抑止力にもなり、有効です。

いざ「使いたい!」という時に、電池が切れてしまっていたということがないように、正しく作動するかを定期的にチェックしておきましょう。

防犯カメラ設置

防犯カメラが設置されていることは、不審者や誘拐などの犯罪から子供を守る大きな抑止力となります。

校門はもちろん、校舎の窓付近に設置することで不審者の侵入を防ぎますし、特別教室など職員室から目の届きにくい場所に設置することは、不審者対策だけでなく生徒間のトラブルや、体調不良対策にも有効です。
また、街中にもどのような場所に防犯カメラがあるか、子供たちに意識させておくことも有効です。怖いと思ったら、防犯カメラがある場所へと速やかに移動することも、身を守ることにつながります。

防犯センサーの設置

防犯カメラを各所に設置するにはコストがかかりすぎる場合は、不審者の侵入などを察知し、警報音を鳴らすセンサーなどを設置するのも一つの方法です。

不審者に対して、大きな音や光で威嚇する効果もありますし、周囲の人に不審者侵入を知らせる効果もあります。

コストの問題もありますから、防犯カメラと合わせて検討する自治体も増えています。

おわりに

地域全体の防犯意識を高めることは、自分たちの生活を守ることにつながります。それでもなお、入り込もうとする不審者や誘拐などの事件から子供たち、そして街全体を守るためには、防犯カメラの設置が非常に役立ちます。

小学生・中学生などの子供たち、そして近隣住民の生活を安全・安心なものにするためにも、防犯カメラ導入を検討してみてください。

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