街頭防犯カメラ~街の安全と防犯対策~その①
街の安全を守ろうと、国や各自治体が防犯カメラシステムの設置支援をしているのはご存じでしょうか?防犯カメラを設置することで、犯罪の発生を未然に防ぐ・事件や事故の解決や証拠となる映像を残すことができます。実際に、防犯カメラ映像によって、事件の犯人の足取りが判明したり、事故の原因調査にも役立てられています。そこで今回は、街頭防犯カメラについてご紹介します。
警視庁による街頭防犯
警視庁では、繁華街等の防犯対策の一環として、「街頭防犯カメラシステム」を導入しています。(警視庁HPより)これは、犯罪が発生するがい然性の極めて高い繁華街等における犯罪の予防と被害の未然防止を図るため、公共空間に防犯カメラを設置し、撮影した映像を常時モニター画面に映し出し、録画するものです。街頭防犯カメラシステムは、東京都公安委員会規程及び街頭防犯カメラシステム運用要綱に基づき、次のことを定め厳格な運用がされています。
・運用責任者の管理の下、国民の権利を不当に侵害しないよう慎重を期しています。
・街頭防犯カメラの設置区域であることを標示板により明示しています。
・映像データの活用状況を四半期毎に、東京都公安委員会に報告しています。
システムについては、
・歌舞伎町地区に、ドームカメラ44台、固定カメラ11台の計55台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、新宿警察署及び警視庁本部に送られています。
・渋谷地区にドームカメラ20台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、渋谷警察署及び警視庁本部に送られています。
・池袋地区にドームカメラ49台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、池袋警察署及び警視庁本部に送られています。
・上野2丁目地区にドームカメラ12台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、上野警察署、本富士警察署及び警視庁本部に送られています。
・六本木地区にドームカメラ44台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、麻布警察署及び警視庁本部に送られています。
・錦糸町地区にドームカメラ15台を設置しています。各カメラが撮影した映像は、本所警察署及び警視庁本部に送られています。
防犯カメラの映像は、専従の担当者が24時間体制でモニターし、110番通報その他事件・事故等への対応をしています。映像データの活用については、平成30年中に、警視庁本部において録画した715件の防犯カメラ映像データを警察署長に提供し、うち421件が検挙活動・事案の立件・解決等へ活用されました。
街頭防犯カメラの必要性
街頭防犯カメラは、街の安全、私たちの安全を守る為に欠かせない防犯設備です。学校に通うお子様たちの通学路には、たくさんの危険が潜んでいます。車や自転車、バイクなどが走っていますから事故の危険性がありますし、部活動や塾、習い事などで帰宅が遅くなるお子様も多いので、なんらかの犯罪に巻き込まれてしまう危険性もゼロではありません。街頭防犯カメラの設置によって、注意するよう意識づけをすることで防げる事件や事故があります。それから、防犯カメラの『目』が街頭のあちらこちらにあることによって、安心して過ごすことができますよね。自治体によっては、住民によって街の見守りパトロールを実施するなど様々な防犯対策が実施されています。では具体的に、街頭防犯について、どのような対策がされているでしょうか。その②でご紹介させていただきます。