痴漢やストーカー被害に遭わないために!知っておきたい自己防衛術
「痴漢やストーカー被害なんて、自分には関係ない」と思っている人も多いのではないでしょうか。仕事やプライベートで忙しく、帰宅が遅くなったり、夜にコンビニエンスストアに買い物に出かけたりするという人も多く、夜の外出に対する抵抗がないという方も増えています。
ですが、夜は痴漢被害に遭いやすく、自分が気づかないうちにストーキングされているようなケースもありますから、夜間の女性の外出は大変危険です。
今回は、痴漢対策・ストーカー対策に役立つ『自分でできる自己防衛術』を紹介します。
痴漢被害やストーカー被害から身を守るために
痴漢被害やストーカー被害は、道路上や住宅、電車などでの発生が多く、特に夜の時間帯に多発しています。やむを得ず一人で夜道を歩かなくてはいけない時には、周囲に注意しながら歩くようにしましょう。
具体的には、次のようなことに注意することが大切です。
出来るだけ人通りの多い明るい道を
駅から家までの帰り道を選ぶときには、できるだけ明るく、人通りの多い道を選ぶようにします。暗くて人通りの少ない道は、やはりその分痴漢被害やストーカー被害に遭いやすいリスクがあります。
自転車を使っている場合なども、人目のある駐輪場を選ぶようにしましょう。
朝、自転車を置きに行くときには気づきにくいかもしれませんが、帰宅時間に人気の少ない駐輪場に女性が一人で自転車を取りに行くのは、大変危険です。
夜道を歩く時はヘッドフォンNG
夜道を歩く時には、ヘッドフォンで音楽を聞いたりせず、周囲の音や気配を感じられるようにしておきましょう。
「夜道だからこそ、心細い気持ちを緩和させたくて音楽を聞きたい」と思う方も多いかもしれませんが、周囲の物音が分からない状態は大変危険です。
携帯電話を触りながら夜道を歩かない
携帯電話を触りながら歩いていると、注意が携帯電話の方へ行ってしまい、周囲に対する警戒を怠りがちです。
周囲の危険を察知するためにも、携帯電話を触りながら歩くのは避けましょう。
夜道は足早に歩く
夜道をのんびり、ゆっくりと歩いていると、痴漢やストーカーのターゲットになりやすい危険性が高まります。
夜、道を一人で歩く時にはできるだけ早足で、時折背後も振り返りながら歩くようにしましょう。それだけでも、痴漢対策・ストーカー対策となります。
帰宅途中に逃げ込める場所を知る
駅から自宅までの帰宅途中に、交番やコンビニエンスストアなど、すぐに逃げ込める場所を把握しておきましょう。いざという時に、安心です。
防犯ブザーを持ち歩く
本当に怖い時、大声が出なくなることも多くあります。そんな時に防犯ブザーを持っていれば、大きなブザー音で周囲の人に助けを求めることが可能です。
防犯ブザーを鞄の目立つ場所につけておくだけで、痴漢対策やストーカー対策になります。
防犯ブザーを携帯するようになったら、いざという時に「電池が切れていて鳴らなかった」などということがないように、定期的に電池チェックするようにしましょう。
帰宅経路をたまに変更する
通勤や通学の場合、いつも同じ時間帯に、同じ道を通っている方も多いのではないでしょうか。いつも同じ時間、同じ場所を使っていると、痴漢被害やストーカー被害に遭いやすい傾向にあります。
犯人側としても、相手のことを把握しやすく、狙いを定めやすいということもあるでしょう。
多少面倒だとしても、時々経路を変更することで、ターゲットとされにくくなる効果が期待できます。電車に乗る時も、同じ車両の同じドアの位置に乗ることは、できるだけ避けましょう。
防犯カメラがある場所を把握しておく
万が一、痴漢被害やストーカー被害に遭いそうになった時には、防犯カメラがある場所に移動するようにしましょう。コンビニエンスストアや自動販売機、街頭など、街のいたるところに防犯カメラは設置されています。
普段、生活する中では、防犯カメラを意識しているという方も少ないかもしれませんが、一度自分の住む街のどこに防犯カメラが設置されているかを確認しておくことをおすすめします。
防犯カメラが街中に設置されているだけで、痴漢被害やストーカー被害だけでなく、あらゆる犯罪に対して抑止力となっています。
万が一の時に、防犯カメラのある場所に逃げ込んで相手に「そこに防犯カメラがある!」と伝えることで、犯罪を未然に防ぐことができるだけでなく、映像が残されていれば犯人を特定することも可能です。
夜道を歩く可能性がある場合は、ぜひ防犯カメラの場所を把握しておきましょう。
いざという時に自分を守るために
痴漢対策、ストーカー対策を常にしておくことは、自分の身を守ることにつながります。防犯という観点から、いざという時のことをいつも頭の片隅に置いて、日ごろの生活や行動を見直すことも大切です。
夜道を歩く時は、警戒心をきちんと持ち、周りに不審な人がいないか気を配りながら歩くようにします。仕事帰り、学校帰りでほっとしたい気持ちになるかも知れませんが、家に着くまで緊張感を持って帰宅するようにしましょう。