本の盗難を防ぐ!図書館での有効な防犯対策
図書館は、私たちの生活において身近な公共施設の1つです。
過去の貴重な書籍から最新の書籍、専門書まで様々な書籍が所蔵されており、老若男女問わず多くの方に利用されています。また、自習室などの勉強スペースとしての利用や子供向けの読み聞かせなどのイベントが開催されることも多いでしょう。
しかしながら、多くの方が出入りする施設のため、利用者のマナーの悪さや盗難などのトラブルが伴うものです。
本記事では、図書館で抑えておくべき防犯対策についてご紹介します。
この記事を読めば、図書館での有効な防犯対策が理解でき、盗難などのリスクを抑えられるようになるでしょう。
図書館の持つリスクとは
多くの方が出入りする施設である図書館にはどのようなリスクが考えられるでしょうか。
以下のリスクについて紹介します。
・盗難リスク
・不審者リスク
盗難リスク
図書館の持つリスクとして最も懸念されるのは盗難リスクです。
図書館には膨大な量の書籍が所蔵されています。しかしながら、図書館で働くスタッフは決して多くはありません。少ないスタッフで全ての所蔵品を管理するのは難しく、職員の目が届かずに死角となってしまう場所も多いでしょう。
また、無料で貸し出しされていることから「1冊くらい無くなっても分からないだろう」と軽く考えて盗難行為を行ってしまう方も存在します。
こうした点からも盗難リスクは一番に考えられるリスクと言えるでしょう。
不審者リスク
図書館は、不審者が来館するリスクも想定しておく必要があると考えられます。
図書館は、多くの利用者が自由に出入りできる施設です。
凶器や刃物の持ち込みや利用者へのつきまといといった事態が発生した場合、早急な発見と警察や警備員による対応が重要となります。
また、利用者間での口論や喧嘩などのトラブルも想定されるでしょう。こうした場合においても早急な発見と対応によって、他の利用者への影響を最小限に抑える必要があります。
不審者リスクも図書館の持つリスクとして考慮しておく必要があるでしょう。
防犯カメラ導入のメリットとは
図書館の持つリスクとして「盗難リスク」「不審者リスク」について紹介しました。
こうしたリスク防止の対策として防犯カメラの導入が有効です。
防犯カメラを導入するメリットにはどのような点があるでしょうか。
以下の通り紹介します。
・重要施設としての意識付けができる
・盗難防止につながる
・盗難発生時の確認が容易になる
重要施設としての意識付けができる
防犯カメラを設置することで、利用者に対して重要施設として意識付けが可能です。
銀行や美術館・博物感などでは金銭や美術品・貴重な資料などが保管されているため、防犯カメラによる監視がなされています。
このように重要物を扱う場所には防犯カメラを設置することで様々な犯罪防止に役立てられています。
一方で、図書館の場合は無料で書籍を貸し出ししているため、重要物を扱っているといった認識のない利用者も多いと考えられるでしょう。
図書館においても防犯カメラを設置することで、利用者に重要施設としての意識付けが可能となり、トラブル防止に役立てることができます。
盗難防止につながる
防犯カメラを設置することで、盗難防止につながります。
もしも盗難を犯そうとしている人物がいた場合、カメラに撮影されていることが分かれば逮捕される可能性が高く、盗難を諦めるケースが考えられるでしょう。
また、図書館スタッフの目が届かずに死角となってしまう部分に防犯カメラを設置することで、より効果が期待できます。
膨大な量の書籍が所蔵されているため、全てを図書館スタッフだけで管理するのは難しいことです。
防犯カメラを設置することで盗難防止につながるため、大きなメリットと言えます。
盗難発生時の確認が容易になる
防犯カメラを設置していても、盗難が発生してしまう可能性はゼロではありません。
しかしながら、防犯カメラに映像が記録されているため、盗難発生時の確認が容易になるといったメリットが挙げられます。
防犯カメラには過去の映像が一定期間保存されています。万が一盗難された場合には、録画された映像から犯人を割り出せるため、早急な犯人逮捕が可能です。
また、複数台設置しておくことで、犯人の特徴を様々な角度から確認できるため、より有効と言えます。
盗難発生時の確認が容易となる点も防犯カメラ設置のメリットの一つです。
まとめ
本記事では、図書館での有効な防犯対策として防犯カメラについて紹介しました。
防犯カメラを導入することのメリットが理解できたのではないでしょうか。
図書館は、老若男女問わず多くの利用者が訪れる施設であり、利用者間でのトラブルや盗難リスクが伴うものです。こうしたトラブルやリスク防止の観点から防犯カメラ導入はおすすめできる防犯対策です。
しかしながら、カメラを設置しただけで防犯対策が万全になるとは言えません。運用を行う中で、より有効な設置場所などが出てくることも考えられます。防犯カメラを設置していることをアピールするなども有効な方法です。
このように防犯カメラを導入して終わるのではなく、有効な活用法を試していくことでより効果的な防犯対策につなげていくことが重要です。