大型のマンションやビルなどへの防犯カメラの設置について事例と共にご紹介します!
こんにちは。大型のマンションやビルなどに防犯カメラが設置されていることは、今では珍しくないですよね。エントランス、階段、エレベーター、各階フロア、など大型の施設では防犯カメラの台数も多くなります。ではこの場合、監視するモニターも多数設置しなくてはいけないのでしょうか。さらに、すべてケーブルで接続し設置するとなると大規模な工事になってしまいそうですよね。どのように設置しているのでしょうか。そこで今回は、大型の建物への防犯カメラの設置について、事例と共にご紹介致します。
大型の建物へ設置する防犯カメラはネットワークカメラが適しています
防犯カメラには様々な種類があります。目的や環境などによって、それに合った防犯カメラを設置することが大切です。大型の建物に防犯カメラを設置する場合、ほとんどの場合がネットワークカメラを設置します。同軸ケーブルで配線が必要な防犯カメラの場合、ケーブルには距離の制限もありますし、各階へ設置する場合などはレコーダーとモニターへの距離が限られてしまいますので、延長ケーブルを使用しても接続が難しい場合があります。よって、ネットワーク環境に問題が無ければネットワークカメラを設置するのが適しています。
集中管理システム
では、実際にはどのように設置するのでしょうか。大型の建物へ防犯カメラを設置する場合は、各階ごとにハブを置いてそこからそれぞれのカメラへ電源やネットワークが介されるように設置します。そして、モニタールームに設置された録画機が防犯カメラ映像を受信し、すべての防犯カメラ映像がモニターで監視できるようにすることができます。ここで注意点があります。ネットワークカメラは、非常に多くの容量を必要とします。よって、複数のネットワークカメラを録画する録画機には通常の防犯カメラが必要とするハードディスクの容量よりもずっと多くの容量が必要となります。また、映像を映し出すモニターにおいても、実際には16台分が映せるようになっているモニターであっても、同じように多くの情報量を受信することになるので、いくつかの画面に分けてカメラの映像を映し出す必要があります。
【事例】本州最大規模の横田基地へ超高画質ネットワークカメラ96台を設置
厳しいセキュリティを敷く米軍横田基地様でございますが、高い信頼と実績を認められ、今回私どもフォーエステックが超高画質ネットワークカメラ96台を導入・設置させていただきました。
昼夜問わない監視はもちろんですが、さらに基地という特殊性から過酷な環境でも耐えうる高品質カメラを選定いたしました。また、システム全体の恒常性を維持するため非常用電源ユニットなども導入されました。配線に関しましても、構造体内部に配線できないところに関しては、断線などを防ぐ堅牢性の確保のために金属管で完全に被覆保護しています。全96台のカメラはネットワークされ、モニタールームの1台のPCでの一元管理可能なシステムとして構築しました。録画機も、大容量を特徴とする機種を設置させていただき、増設を最大に活かせば最大216TBの超大容量となります。こちらの事例は、モニタリングルームの1台のモニターで全てのカメラを集中管理できる素晴らしい防犯システムを設置させていただきました。詳細情報はこちらにご紹介させていただいておりますので、どうぞご覧くださいませ。
おわりに
いかがでしたか。今回は、大型の建物に設置するネットワークカメラについてご紹介させていただきました。個人のお宅に設置する場合、大型の建物に設置する場合、それぞれの環境や目的、また状況などで適する防犯カメラは違ってきます。また、録画機やモニターなどもその防犯カメラに応じて最適な機種を選ぶ必要があります。ネットワークカメラが普及したことにより、防犯システムの可能性が大きく広がりました。防犯システムの更なる普及に期待していきたいですね。