マンションの管理に必要な防犯
あなたはマンションに住みたいですか?戸建て住宅に住みたいですか?それぞれ素敵なところがありますよね。最近は、ゲストルーム、パーティールーム、ジムやスパ、キッズルームなどの設備が入っていることでも話題になっているマンションが現代人の生活スタイルに合っていると言われていて人気ですね。シェアハウスなども話題になっています。マンションを選ぶときの条件としてとても大切なのは、安心して住めることではないでしょうか。そこで今回は、マンションの管理に必要な防犯についてご紹介します。
マンションの防犯
マンションには、多くの共有部分や死角があります。そこでマンションの防犯として有効なのは防犯カメラを適切に設置することです。マンション住民の皆様の安心感を育みつつ、犯罪などの被害から遠ざけることができます。防犯カメラ設置箇所を検討する際、住民にとっても外部の人間にとっても主たる出入り口であるエントランスはまず設置を検討すべき重要な箇所であると言えます。ここでは特に逆光に強いアナログカメラなどが活躍します。そして、廊下やホールなどの屋内は人の目の届きにくい死角となります。こうした場所にこそ防犯カメラが設置されていることにより、住民の方に安心していただける空間になります。それから、駐車場や駐輪場では都市犯罪でよく見られる車上荒らしや自転車盗難などの犯罪行為を監視します。特に夜間はほぼ光のない状態でも鮮明な映像を撮影できる赤外線カメラが威力を発揮します。近年とても問題になっているのがゴミの不法投棄です。ゴミ集積所へのカメラ設置では、集積所利用におけるモラル向上や、不法なゴミ捨てやゴミ持ち去りなどの監視などが行えます。特にゴミ収集所が外部からも進入できる構造になっている場合には特に防犯カメラの設置をお薦めしています。
管理方法
管理室のない築年数の古いマンションやアパート、小規模なマンションでも当然防犯対策は必要になりますよね。そのような場合は、階段下や屋外の壁面にキャビネットを設置し、レコーダー・小型モニターを内部に収納します。カメラは夜間でも赤外線により鮮明な撮影ができます。また、管理室はあるけれども、複数台の防犯カメラの設置をすると管理が大変ではないの?とご心配される管理者様もいらっしゃいます。複数台カメラを設置しても、管理室で集中管理することができますので、大丈夫です。
「防犯優良マンション」という言葉を聞いたことはありますか?防犯対策が優良なマンション基準について定めた認定制度があります。「公益社団法人日本防犯設備協会」、「公益財団法人全国防犯協会連合会」、及び「財団法人ベターリビング」の3公益法人において、警察庁及び国土交通省の指導のもとに「防犯優良認定事業支援要綱」が策定されています。この要綱に基づき「防犯優良マンション標準認定規程」及び「防犯優良マンション標準認定基準」がまとめられています。各都道府県ではこれを標準認定基準として「防犯優良マンション認定制度」という制度を展開しています。各地方自治体によって制度が異なりますが、じつはマンション管理組合に対し、防犯設備の設置にあたり各地方自治体から助成制度が実施されています。マンション管理組合の他にも、商店街や町会、自治会、学校PTA(個人にも特定の推奨条件のみ助成制度がある地方自治体がございます)などに、助成制度を設けています。お住まいの地域や、マンションに防犯カメラが設置されていない場合、この助成制度が対象になることがありますので、知っておくと良いですね。
おわりに
今回は、マンションの管理に必要な防犯についてご紹介させていただきました。素敵な施設があっても安心して生活できなければ良いマンションとは言えないですよね。ぜひ、マンションを選ぶ時のご参考にしてみてくださいね!