防犯カメラというと、企業や飲食店などに設置されていることが多く、家に設置しているイメージはあまりありませんよね。しかし近年では、防犯意識の向上や安価な防犯カメラが出てきたことにより、防犯カメラを設置する家庭が増えてきています。防犯カメラには、屋内に設置するタイプと屋外に設置するタイプのものがありますが、空き巣や外部からの侵入者を防ぐためには、屋外への防犯カメラの設置が有効です。今回は、家の防犯対策として屋外用の防犯カメラを購入する際のポイント・選び方を紹介します。
 

屋外用防犯カメラの外形を決める

屋外用防犯カメラと一口にいっても、さまざまな種類のものが発売されています。まずは、防犯カメラの外形を決めると良いでしょう。
防犯カメラの形には、大きく分けて「ボックス型」と「ドーム型」の2種類があります。
ボックス型とは、四角いケースに入った形をしている、主に家の外で用いられる防犯カメラです。存在感があるため、不審者に対して威嚇効果が期待できます。一方で、防犯カメラとしての存在感がありすぎて、設置場所によっては、場の雰囲気を壊してしまう恐れがあります。また、ボックス型の防犯カメラは撮影方向が固定になることも多いため、広範囲を監視したい場合は、複数台用意する必要が出てくることもあります。

対してドーム型とは、半球型のケースに入っている防犯カメラです。一目見ただけでは、防犯カメラと分からないような形をしています。家の外に設置できないというわけではありませんが、主に家の中で用いられることが多い防犯カメラです。防犯カメラという印象が薄いため、威圧感を与えずに設置することができます。また、ボックス型と異なり、広範囲の撮影が可能なタイプが多く撮影方向も自由に変えられます。
ボックス型、ドーム型いずれも、屋外に設置する場合は、雨や砂埃などの対策がきちんとされているタイプのものを選ぶと良いです。

屋外用防犯カメラに必要な機能を考える

防犯カメラに求める機能もあらかじめしっかりと考えておかなければなりません。夜間の監視もしっかり行いたいというのであれば、夜間の監視に強い赤外線効果の機能がある防犯カメラやナイトビジョンの機能を搭載した防犯カメラがおすすめです。映像だけではなく、音声も録画しておきたい場合は、マイクが内蔵されている防犯カメラを選びましょう。

また、鮮明な映像データを記録したいということであれば、ハイビジョン撮影が可能な防犯カメラを用意すると良いです。このように、防犯カメラにはさまざまな機能があるため、自分の目的に合った機能が搭載されている防犯カメラを選ぶようにしましょう。

屋外用防犯カメラの接続方法を決める

防犯カメラを設置する際には、映像を記録しておくためのハードディスクレコーダーや映像を映し出すモニターとの配線を行う必要があります。
配線の方法には防犯カメラに付属のケーブルで配線するやり方や、同軸ケーブルを使った配線など、さまざまな方法があります。そのため、電源の場所やモニターとカメラの距離に応じて、適切な配線方式を選ばなければなりません。防犯カメラの中には、ワイヤレスカメラといって、ケーブルで映像記録媒体やモニターをカメラとつなぐ必要がないタイプのものもあります。しかし、ワイヤレスカメラの場合は、その分映像の品質が落ちるというデメリットもあるため、注意が必要です。

おわりに

家の外に設置する防犯カメラには、さまざまな種類のものがあります。今回紹介したポイントを参考にしながら、自分の用途に合致するタイプの防犯カメラを選ぶことが大切です。防犯カメラの設置は、犯罪の抑止に大きく貢献してくれます。防犯カメラを上手に活用して、家の周りの防犯対策をしっかりと行いましょう。