オフィスビルでの防犯対策とは?ビルオーナーや不動産管理会社向け!
オフィスビルに防犯カメラは設置すべきなのでしょうか?
また、設置する場合どのような理由でどのような場所に設置すべきで、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。
本記事では、オフィスビルにおける防犯カメラについて設置の必要性や効果、おすすめの設置箇所、注意点などご紹介していきます。
オフィスビルに防犯カメラは設置すべき?
万引きや犯罪などの抑止や犯人特定に役立つイメージのある防犯カメラですが、オフィスビルにも設置すべきなのでしょうか?
まず、オフィスビルでも大きなものになるとエントランスホールがあり、そうした場所では多くの人が集まることもあり何らかの犯罪行為が行われる可能性があるでしょう。
また、特にオフィスビルで注意したいのがオフィスに存在する機密レベルの高い情報やモノです。
そうした書類や資料、情報端末、記憶装置などが持ち出されると大きな損害につながってしまう企業も多いはずです。
こうした際に、防犯カメラが設置されていると大きな効果を発揮します。
防犯カメラが設置していれば、万が一機密レベルの高い情報やモノが流出したときに映像による記録を振り返ることができるでしょう。
オフィスビルでの防犯カメラ設置のメリット
オフィスビルに防犯カメラを設置して得られる効果には以下のようなものがあります。
・犯罪や不正の防止
・犯罪や不正の抑止
・業務の効率化を図れる
それぞれ見ていきましょう。
犯罪や不正の監視
まずは犯罪や不正の監視です。
オフィス内には商業施設のようにすぐにお金を連想するものは置いていないことも多いでしょう。
一方で、機密レベルの高い情報やモノが持ち出されると大きな損害を被るはずです。
もちろん、そうした情報だけでなくお金を扱う経理や金庫が狙われる可能性もあります。
こうした、情報やお金は外部の人間はもちろん、内部の人間に狙われてしまうこともあります。
防犯カメラを設置することで、いざ犯罪や不正が起きたときにそれらの状況を映像に残すことが可能です。
犯罪や不正の抑止
次は犯罪や不正の抑止です。
防犯カメラが設置されていれば、情報やモノを持ち出したときに映像に残ってしまうことは考えるはずです。
オフィス内に死角のないように、あるいは重要な情報の近くに厳重に防犯カメラを設置していれば、犯罪や不正を起こす気も起きないでしょう。
防犯カメラがあることで、外部の人間、内部の人間ともに犯罪や不正を抑止できるのです。
業務の効率化を図れる
高性能な防犯カメラを設置すれば、離れたところから遠隔で監視するといったことができます。
従来であれば現地にスタッフを置かないといけなかったケースでも、こうした防犯カメラを導入することで必要なスタッフの数を減らすなどして業務の効率化を図ることができます。
オフィスビルでおすすめの防犯カメラ設置箇所
オフィスビルにおいて、防犯カメラはどこに設置すればよいのでしょうか。
おすすめなのは以下のような場所です。
エントランスホール
エントランスホールには社内外の人間が多く集まります。
また、何らかの不正を働いた人間も、基本的にはエントランスホールを通過する必要があり、後で記録を振り返る際にエントランスホールの防犯カメラを確認して犯人の特定に役立てやすいでしょう。
エントランスホールに防犯カメラを設置することで、不正や犯罪に対する高い抑止効果を発揮するはずです。
同様の理由で、エントランスホール以外に裏口があるようなケースでは、そうした箇所にも防犯カメラを設置すべきだといえます。
資料室や倉庫・金庫
資料室や倉庫・金庫などには盗み出されると大きな損害につながる情報やモノが保管されているはずです。
こうした箇所に防犯カメラを設置することで不正や犯罪の防止や抑止に役立てることができます。
ただし、防犯カメラを設置するとそこに映像が残ることになります。
場合によっては、重要情報などが映し出されることが好ましくないケースもあるかもしれません。
そうした場合には、防犯カメラは出入り口のみの設置とし、警備員を配置するなどの対策が求められることもあります。
オフィスビルでの防犯カメラ設置時に気を付けること
防犯カメラを設置する際の注意点として以下のようなことが挙げられます。
・肖像権の問題
・防犯カメラのメンテナンスの問題
防犯カメラに人物が映り、特定できる場合は肖像権の対象となります。これらの映像を扱う際には安易に公開されることのないよう、慎重に取り扱わなければなりません。
また、防犯カメラに高度なシステムが搭載されているほど、定期的なメンテナンスが重要になります。
どのくらいの頻度でメンテナンスを行う必要があるのか、その費用はどのくらいになるのかなどあらかじめしっかり確認しておくことが大切でしょう。
まとめ
オフィスビルには商業施設のように金目のものがないと考える方もいらっしゃるかと思いますが、一方で機密レベルの高いモノや情報を扱うものです。
こうしたモノや情報が持ち出されると企業にとって大きな損害につながってしまうおそれもあります。エントランスホールや資料室・金庫などには防犯カメラを設置し、不正や犯罪の防止や抑止に役立てることが重要です。