今では、防犯カメラは決して珍しくないですよね。皆さんは、防犯カメラというとどのようなカメラをイメージされますか？おそらく、ドーム型のカメラやバレット型のカメラをイメージされるのではないでしょうか。そこで今回は、少し変わった防犯カメラをご紹介致します。

小型カメラ

小型の防犯カメラの最大のメリットは小さいサイズです。目立たずに撮影することができます。一般的な防犯カメラの場合、防犯カメラを設置していることをアピールすることによって犯罪の抑止となりますよね。一方、小型の防犯カメラが必要となるのは、例えば家庭内暴力やストーカー、虐待や窃盗、オフィス内でのトラブルなどの場合です。防犯カメラが設置し撮影されているとわかると、その場所で犯行に及ばずに、カメラからは見えない場所で犯行を行うかもしれません。また、逆上してより酷い犯行に及んでしまったり、そのカメラを壊されてしまえばより危険な状態になってしまうことも考えられます。ですから、こっそり犯人にわからずに撮影し、証拠を掴むことが必要となります。その場合、犯人に見つからないように小型の防犯カメラを設置することは、事件解決の為の証拠を得るのに必要な措置と言えます。小型防犯カメラの設置例としては、10円玉くらいの小型カメラを、玄関の覗き窓に設置し、ストーカーによる犯罪の証拠を撮影したいというお客様がいらっしゃいました。他には、煙探知機のようなものの中に、小型の防犯カメラを設置。オフィス内での窃盗事件の証拠を抑える為とのことでした。見た目は、通常に設置されている煙探知機そのものですので、窃盗犯に気づかれず証拠となる映像を撮影することができたようです。置き時計のような小型カメラや、音声検知、赤外線搭載の小型カメラなども販売されています。ただし、現在流通されている一般的な防犯カメラに比べると、画質や性能は劣ることがほとんどのようです。設置する際には、カメラの撮影範囲、性能など、専門家にご相談されるのが良いでしょう。

台間カメラ

台間カメラも小型カメラの一種です。台間カメラは、定点監視に適した小型カメラです。多くある設置場所は、パチンコ台です。パチンコ業界では客の不正行為が問題になっています。その対策として、客の手元や顔がはっきりと確認できるよう台間カメラをパチンコ台に設置します。魚眼レンズになっている為、幅広い範囲の鮮明な撮影が可能となり、会員カード類の取り忘れや置引き発生時における映像検証でも有力な手がかりを得ることができますし、不正防止にも非常に役立ちます。

センサーカメラ

センサーカメラとは、カメラの機能にセンサーやライトが付加された防犯カメラです。セキュリティ機器と連動しさまざまな動きをします。例えば、専用録画ソフトで録画したり、ライトやLEDで威嚇したりと多彩な性能が搭載されています。人感感知センサーにより、人の動きを感知した時だけ、撮影することが可能ということもできます。防犯カメラの映像は一般的には24時間の監視、録画が必要な為、人の動きを感知した時だけ撮影することが可能ということは、その分録画機内臓のハードディスクの容量節約となりますし、映像を確認する際にも動きがあった時にだけ撮影しているので確認が楽です。

おわりに

今回は、変わった防犯カメラについてご紹介させていただきました。特に最近話題になっている小型カメラ。小型カメラは小さい、目立たないという特性があるので、悪質な人が利用するという危険性が潜んでいることもあります。猥褻などの犯罪、盗撮目的での撮影はもちろん違法ですし、してはいけません。防犯カメラでの撮影には、基本的には個人情報保護の観点から、撮影対象者へ撮影を周知させることが必要となります。 もしくは、防犯の為に利用するということが明確でなければなりません。ルールを守って、安全に正しく利用しましょう。