防犯カメラのハイビジョンの規格についてわかりやすく解説!

防犯設備士による、防犯カメラ設置に関するお役立ち情報
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防犯カメラのハイビジョンの規格についてわかりやすく解説!

自宅に防犯カメラを設置したい!でも、防犯カメラのことは何もわからない!という方は多いのではないでしょうか。防犯カメラの規格の違いを少しでも理解していると防犯カメラを選ぶ際に参考になります。そこで今回は、防犯カメラのAHD、HD-SDI、HD-CVI、HD-TVI、などの「アナログハイビジョン」の規格に関してご紹介します。

アナログハイビジョンとは?

アナログハイビジョンとは、デジタル化された情報をアナログ(同軸)ケーブルを使って(アナログに変換)伝送・記録する仕組みのことです。このアナログハイビジョンにはそれぞれ規格があります。現在利用されている規格はAHD、HD-SDI、DH-CVI、AD-TVIという規格の4種類です。HD-SDI以外の3種類は、デジタル化された情報をアナログに変換するときの方法が違います。その違いとは、使用する映像チップを開発したメーカーが独自の変換する方式を開発し、その方式がそれぞれ違います。HD-SDIは厳密に言うと「アナログ」ではないです。次で説明します。

HD-SDIとは?

HD-SDIとは元々衛星放送で使われている規格で、放送用として利用されていました。先ほど、厳密に言えば「アナログ」では無いと書きましたが、同軸ケーブルを使ったデジタル方式になります。「HD」は「High Definition」の略、「SDI」は「Serial Digital Interface」の略です。HD-SDIの解像度は1920×1080であり、皆さんのご家庭でご覧になられている衛生放送と同じで、高画質(1920X1080)フルハイビジョンでの記録ができます。ノイズが少ないという利点がありますが、最大約100mまでしか伝送距離が無く他の規格と比べると高価になってしまいます。

AHD、HD-CVI、HD-TVIとは?

この3種類の規格は、デジタル映像を伝送する際にアナログ情報に変換し、再度デジタル情報に変換することでハイビジョン画質の映像が記録できるシステムです。3種の違いは映像処理をするチップセットの製造元の違いです。「AHD」は世界的に最も普及している規格だと思われます。その理由としては、韓国企業である「Next Chip社」が映像処理をするチップセットの製造元なのですが、「AHD」をライセンスフリー化したことと、高画質(1920X1080)に対応したことが挙げられます。また、AHDではHD-SDIよりも伝送距離が長いという強みもあり、これまでのアナログカメラとあまり変わらない値段で購入できます。
「HD-CVI」とは、中国企業であるDahua社製のチップセットによってデータを変換している規格です。既存のアナログ防犯カメラシステムに組み込むことも想定して製造されていますし、比較的安価に導入することができます。現在、Dahua社の製品は世界でトップクラスの販売台数です。
「HD-TVI」とは、米国企業であるTechpoint社製のチップセットによってデータを変換している規格です。同軸ケーブル1本で、映像と電源を伝送することができます。(別途電源ユニットが必要)

おわりに

家庭用の防犯カメラにも「高画質」というキーワードは重要視されるようになってきました。現在、多種多様な機種が販売されており様々な選択肢があります。アナログハイビジョンを選択するメリットとしては、例えば既存に防犯カメラを設置しているユーザーの場合、既存の配線やシステムに組み込むことができるのでコスト削減ができるということです。他にもそれぞれにメリットデメリットございますから、設置する場所の環境や、目的、予算に合った最適な防犯カメラを選択することが大切です。

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